回転イスに乗ったインコの反応
手乗りインコを捕まえた。
これは相当のバカで、遊びをなかなかしない。この前のコザクラインコは、鳴き真似こそしなかったけれど、実によく遊んだ。これは私が親だと思い込んでいたので、私のいるところなら、2階だろうが風呂だろうが飛び込んできた。
朝歯を磨いていると、パジャマの襟首からふところに入り、袖口から顔を出して遊んでいた。
今の大型セキセイインコは、先日こいつを眺めていたら、ちょうどその時地震があった。でもこのインコは微動だにしなかった。こいつは、動物の持つ直感が無くなっているのかもしれない。
このインコは血統書付きで、顔はお面をかぶったように黄色いのである。これをゴールデンフェイスと名付けて登録されたものを友人からもらった。何代も掛け合わせて、やっとこの色が出てくる。掛け合わせを繰り返せば、血が濃くなり、あまり賢いのが出てこないのは、遺伝子学の常識である。
さてこの動物の持つ本能を、こんな遊びで見つけた。
回転イスの座っていた私は、ふとセキセイインコは、回転にどんな反応をするんだろうと思った。そこで気の毒に捕まったセキセイインコは、私と一緒に回転させられた。
そうしたら、面白いことが分かった。右回転をし始めると、鳥は瞬時の回転する右の先に首を振り、後は一点を見つめて、回転に合わせて左へ首を回す。首のねじれの限界が来ると、また右へ一気に首を振り、また同じように一点を見つめて左へ首を回す。
反対回りも同じである。これはヒョットして、目の回るのを防ぐ効果があるんではないか。
スケート選手がなぜ目が回らないかという質問に、こんな回答がある。
ーーー低速のスピンに関して
バレエのピルエットな
佐藤有香さんの演技や
ただ、高速スピンやジ
スピードが速いと一瞬
トップ選手でも3連続
やはり本能的に体が覚えていたんだ。よくやったとほめてやった。だがワシは調子に乗った回りすぎたので、目が回った。
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