今シーズンのマラソン走路員もやっと終わる
2008年の11月から始まったマラソンシーズンも2009年3月でやっと終わる。
- 11月いなざわマラソン決勝審判
- 11月名古屋シティーマラソンの10km地点の6000人の給水
- 1月いちのみやタワーパークマラソンの仮装審査員
- 2月名岐駅伝の走路員
- 2月犬山ハーフマラソンの走路員
- 3月名古屋女子国際マラソンの走路員
- そして今度の日曜日には、いなざわ駅伝の決勝審判で今シーズンは終わる。
2009年3月8日の名古屋女子国際マラソンは、北部地区は中日新聞社本社前に集合がかかる。ここで白のウインドブレーカー、雨が降りそうな予報だから、合羽が支給された。大会の選手紹介したプログラム、一般走路員は白い帽子、クラブリーダーは主任扱いで青。後は日当である。集合場所に近い人は3000円、交通機関を使うような担当地区が遠い人は3700円支給される。
さすがスポンサーがいいからなァ。他ではいなざわ、名古屋シティ-は無報酬、一宮は1000円、犬山は2000円、名岐駅伝3000円である。マァ昼飯代。名古屋シティーマラソンの場合は、資金難の時に無報酬を提案したのが私だから当然だが、弁当が出る。
それが終わると、陸協の責任者が走路員約10人に1人就き説明がある。毎年やっているが、コース上の安全確保のための、ロープ、カラーコーンなどを、担当警察官に指示に従って配置する。走路員は観客の整理をするのだから、選手の方を向いていてはいけない。だから選手が通ってもまったく分からない。選手を応援する走路員がテレビに映ろうものなら、全国の陸協関係者からクレームが来るという。
今年は特に注意されたのは、昨年トイレに行っている選手がいるのに、最終のパトカーが通り過ぎてしまったという。だから選手がトイレに入った時は、背番号を記録して、出てくるまで最終のパトカーを引き止めるようにという指示が出た。入った時間を記録して出てきた時間を記録して、選手に一言、「長かったですねェ」とは言ってはいけないですか、と陸協の役員に聞いてみたら笑われた。
今年の担当地区は、名古屋城の東側で、3回通るところで、とても観客が多い場所である。場所取りもあってか、ずいぶん早くから沿道の観客が出てくる。私は交通量の多い交差点にある横断歩道を担当した。一宮走友会連合というクラブから43人の応援を得て配置に就く。私たちの隣は稲沢走友会で友人が多い。
因みに、一宮走友会連合というのは、無名会RCが母体で、めだかクラブという水泳クラブ、チングルマという山のクラブ、歩け歩けのクラブ、尾西のスポーツセンターの集合体でできている。不特定多数の連合組織で、会長はいない事務局私一人で声をかけ集まってくる。何とか連合は勝手に名前を付けているだけだ。会費もない規約もないが、飲み会とか、旅行とか、イベントのボランテアの応援をしていただいている。事務費は本日の日当から700円ピンはねしてまかなっている。余れば災害支援に寄付しちゃう。
私は特に交通量と観客が多い場所を担当した。私はこのクラブのリーダーになっているから、主任としてどこにでも移動できる。ということは一番トラブルが多そうな所へ移動する。
片側3車線の内、歩道側一車線は車が通る。だから走路員の背中ギリギリに大型が通るから危ないことこの上ない。しかも観客が多すぎて押し出されてくる観客を押し留めなくてはならない。死にもの狂いである。そして結構観客から質問が来る。今年の有力選手はだれか、過去の記録とか、答えに窮する質問が多いのが困る。
今年は観客相手にクイズをやってやった。
- オリンピックで優勝した高橋尚子さんが、小さな大会のゲストに招待したら、いくら支払うことになるでしょう。ハイあなた、100万?イイエ~ッ、300万。往年の美人ランナーなら50~100万は取れる。
- 一番後ろで走っている選手、遅いと思うでしょう。ところが、小さな大会では優勝している人ばかりなんですよ。
- トイレに行きたい時は、手を上げてきます。
- 選手が倒れたら、触ってはいけない。触ると選手が失格になる。
- マラソンという名前の由来は。紀元前490年前に、ギリシャのマラトンにペルシャ軍が攻め込んだ。その戦争でギリシャが勝った。それを知らせに兵士が40km近く走って、「我が軍かてり」と言って息絶えた。このマラトンといいうギリシャ語を英語読みするとマラソンになる。
- なぜ42.195kmでしょう。この兵士の走った距離を、後にオピンピック競技にしたが、7回まで距離がバラバラであった。第4回にイタリアのピエトリという選手が、トップで走ってきたが、コースを間違えるやら、ゴール手前で倒れるやらヨレヨレで帰ってきた。とうとう倒れたピエトリを見かねた役員や医師団が手助けをしてゴールさせた。これでピエトリは失格になった。これは気の毒だというので、アレキサンドラ皇后が金杯を送り、役員と医師団から金のシガレットケースが送られた。このことから、その時の距離を正式な距離とした。
などと話して聞かせたら、選手が来ない間のいい暇つぶしになったのか、観客は大喜びであった。
今回は高橋尚子さんが通り過ぎると、観客がサッと引いていった。それほど人気があるということだ。
コースの閉鎖のパトカーが通ると、走路員一同は一斉に片付けをして帰路に付く。名古屋城周回コースでは、屋台が店仕舞いしていた。ビール抱えて串カツ食べながらの応援を一度してみたい。 ミスタードーナツがテーブルを出してドーナツとジュース販売をしていた。もう大会は終了したので、売れ残ったのをタダでもらおうと手を出したら、金が要るというので、手を引っ込めた。
日当でお好み焼き屋へ入り全部飲んで食べて使ってしまった。ご苦労さまでした。
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