ハタやのぼりの立て並べる順番
春祭りが始まった。境内に氏子町内の幟が上がる。この神社には、幟を上げるポールが三本立っている。さてわが町内はいつも真ん中に上げていたと記憶していた。以前私が祭りの当番の時にもそうした。
ところが今年は、一番向かって右に上がっている。
『国旗・国歌の常識』所功著で調べると、
ーーー二国より多い国旗を並立する場合
- 三カ国なら、通常日本国旗を中央にして、他の二国は国名アルファベット順に従って、先順位(ABCD・・・・)の方の外国国旗を右(向かって左)から順に並べる。
- 四国なら、向かって左から日本も入れて順に並べる。
- 奇数なら日本を真ん中にして、日本を中心にして左右左右と順に並べる。ーーー
とある。
だが神社では、上座というのは、お社がある方が上なんだろうか。この神社は、ポールの右側にお社がある。それならば、向かって右にあってもいい。大いに迷うところであるし、悩むところである。
右と左とどちらが偉いかというと、ことわざや熟語にあるように、
- 左遷=身分の低いほうへ移すこと。
- 最左翼=軍隊用語で、同僚の中でビリのこと。
- 右にならえ=体操の時間のよくやらされた。右の人を基準にそれに並んでいった。
- 右にいづる者なし=いかんがや、とうとう究極の言葉が出てきてしまった。
ほとんどが右(向かって左)が上である。これは中国の思想から来ているが、日本文化では、左大臣の方が上という時もあった。
まァ、どっちでもいいか。好きなように早いもの順に幟を揚げれば。いらん争いの元を作らんことだわ。
神の庭でケンカはいかん。ユダヤ教、キリスト教、マホメット教の神は同一人物である。この神は教えたんだろう。宗徒たちが底なし沼の争いをしている。「宗論はどちらが負けても釈迦の恥」という川柳がある。
仏教でも同じだ。他の宗派をぼろ糞にいっているが、「この川をたどれば同じ谷川の水」だということを見えていない。
こういう私はまったく宗教心がない。こんなのがやり手がないので、氏子総代をやっている。なんか変なの。でもこんな私でも仏心は持ってるよ。(アハッ!失礼しました)
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