ボーイズ・ビー・アンビシャスは、意味が間違って伝えられた
清水義範の「日本語必笑講座」を読んでいたらこんな面白い話が出てきた。
※『少年よ大志を抱け』クラーク博士のことばだ。『ボーイズ・ビー・アンビシャス』これは、『男の子だろう、しっかりせんかい』いうらしい。
※『ナポリを見て死ね』死ぬまでに一度はナポリを見ていけ、それほど美しいいと
ころだ。本当は『ナポリを見て、次に森を見よ』という言葉だそうで。モリという
のは、ナポリ郊外の小さな町で、今はナポリ市に含まれているんだとか。そのMO
RIを、イタリヤ語のナポリ地方の方言のMORI(死、という意味)と間違えて
訳したらしい。
※ 『人生は短し、芸術は長し』人の生涯はほんの短いものだが、芸術は人が死んでも永遠に残るものだ。これはセネカの『人生の短さについて』という文章の中にある『アルス・ロガン・ブィタ・ブレビス』という言葉の訳だとされている。ところが実は、セネカより前に、医学の祖ヒポクラテスによって言われたもので、ヒポクラシスの言う「アルス」という言葉は医術などの技術のことだった。つまり『技術を十分に学ぶには大いに時間が掛かり、なのに人生は短い(だから努めはげまなければ)』といいたかったのである。
※ 『帝王切開』とうのは、帝王のシーザーがその方法で生まれたので呼んだ、ところが間違いで、英語でもシーザー式手術、というし、ドイツでもカエサル式手術という。訳の段階で間違えているという。ラテン語で『セクティオ・カエサレア』というのだが、このカエサレアは、シーザーのことでなく「カエステ(切る)」からきている。つまり切る方式という言葉だった。
※ 『一生懸命』は実は、『一所懸命』といって、中世の武士階級が、命懸けて守り抜くべき所領を一所懸命の地と読んだことによるものだ。
さすが、言葉の魔術師清水さんだけのことはある。面白い話を探してござる。
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