伊勢神宮と朝熊山・金剛證寺の両参り
まず伊勢志摩スカイラインで、朝熊山に登る。
この伊勢志摩という名前は、「磯や島が多い=磯島」から「伊勢志摩」になったという説が
ある。伊勢神宮はもう何度来ただろう。愛知県に住んでいると、小学校の修学旅行はたいていここに来る。でもいつ来ても疲れるという感じしか受けないのである。家内もいつもは、お参りもせずに「おかげ横丁」に逃げ込むという。
神宮会館脇に大きな駐車場ができている。ここに誘導する指示の看板が盛んにでる。「社会学研究何とか」という看板に誘導されてそこに入った。ここから神宮までが遠かった。ちょうどおかげ横丁の一番端っこぐらいに位置する。神宮の入り口に行くと、そこの駐車場に空きがあった。この「社会学何とか」という看板に騙された。
この会館には、2度ほど宿泊したことがある。五十鈴川の伊勢神宮の対岸に、舗装された林道が、五ヶ所湾に通じている。ここの尾根に「剣峠」がある。ここからの景色は絶品であるという触れ込みに誘われて、「浜島」までの往復50kmマラソン「剣峠越え50kラン」に参加したことがある。
峠で見る景色は、尾根がどこまでも続く南伊勢。南には五ヶ所湾が眼下に望める。実に神秘的で感動した。だがここは神宮の所有地で、ほとんど自然のままなので、獣が実に多い。もっと言えば、伊勢市の三分の一を神宮が所有しているという。キツネやマムシがたまに通る車に跳ねられれて死んでいる。特にマムシがものすごく死んでいた。この森には入りたくないと思ったほどだ。
だが、私がたくさん走ってきた林道の中では、一級品の林道だ。あまりにも美しいので、つい歌を作った。
- 念願の伊勢朝熊山両参り眼下に広がる島々まぶし
- 木漏れ日が道に映す幻燈の光に中に木の葉ゆらゆら
- 磯香る照り輝く凪の海沖行く舟の波に筏ゆれ
- 神宮の森は生きてるジムグリとマムシ、シマヘビ長物総出
神宮の橋がただいま架け替え中で、仮橋を渡る。大勢の人が来ている。土曜となるとこ
んな人出になるんかや。驚いた。
あまり興味のない神宮を、嫌々歩いているとずいぶん疲れる。というと神罰が下りそうだが、信心していない神さんがなぜ罰が下せる?アラーの神さんの神罰があんたに下るかや?と、罰当たりなことを言っている。
おかげ横丁に行くと、ずっとどこまでも人の波。飯を食べようと思ったら、どこもかも、行
列している。並んで待つこと大嫌いな私は、ジッと我慢の子であった。単品一本やりの「伊勢うどん」に狙いをつけた。これでも相当待たされた。
店を出て、土産を買う番になった。赤福は相変わらず人気がある。食料関係で偽造した店は、行政的につぶすべきだと思っている。ところが家内が好きで、こいつを叱りつけると、ワシが潰される。それが怖い。
逃げるように伊勢を後にした。友人の車屋から、ETCを借りた。カードは息子が持ってきた。今日の高速料金は安く上がると、なんとなく得した気になった。ところがドッコイ、ガソリンの残量がどんどんエンドに近づいてくる。
アチャ~!高速に入る前に、給油してくるのを忘れたヮ。松阪で一旦降りて、給油して改めて高速に入る。なにやっているんだ、これでは安いはずのETCが何にもならない。しかもこれを貸してくれた友人に1000円の赤福を買ってきた。だからETC赤字である。
でもいちいち払わなくてもいい便利さはいい。しかも息子のカードだからなおさらいい。アハッ、いい家族旅行だったわ。宿が一番悪かったが。
今度は、一流のホテルを頼んで、家族を仰天させてやる。待ってろよ!
アッ!いい方法がある。息子の会社の保養所を使おう。ここは一流のホテルと契約しているから。勘定は息子もちで、ウフフ、これに決めた。
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コメント
ご報告(腰部脊柱管狭窄症手術後の経過)
神戸市在 上原定雄 69才
貴台のブログで勇気づけられ、腰部脊椎管狭窄症の手術に踏み切った老人です。
【経緯】
・08年11月10日 神戸医療センター入院
・08年12月24日 手術
・09年01月24日 退院
本日で退院後6ヶ月を無事迎えることになりました。
主治医より「10年以内に再入院の確率20%」と脅かされながらリハビリに努め、今では休憩することなく
7キロ(10000歩)を95分で歩行出来るまで回復しており、痛みのない日常に喜びを日々感じています。
・10000歩/85分での歩行が当面の目標です。
ランニングは無理でも、1年後には貴台のように数十キロの歩行をしたいと考えています。
リハビリが順調に行かず腰痛が再発した場合、手術は諦め杖にすがって静かに「お迎えを待つ」覚悟は出来ています。その頃は手術に耐える体力が無くなっている筈です。
杖にすがった「オランウータン歩き」から決別し胸を張って颯爽と歩いている小生を見て、近所の方から腰痛相談を受けるようになりました。貴台のブログを参考に「経験豊富な良い医者、良い病院を探しなさい」とアドバイスをしています。
以上取り急ぎ、退院後のご報告と致します、有難うございました。
-今はいたって元気な上原でした、失礼致しますー
投稿: 上原定雄 | 2009年7月23日 (木) 11時01分