伊良湖岬の灯台はカギだらけ
家族旅行に伊良湖を選んだのは、5年ほど前まで、3度ほど行ったことがある民宿だからだ。
宿泊後、フェリーに乗るまでの時間を、恋路が浜を散策しようと思った。宿から1km足らずにこの浜がある。ここに大きな駐車場があり、もう売店が店を開いていた1
なんと大ハマグリが、1000円の値をつけていた。こういうところで食べたいのだが、なにせ今しがた朝食をとったばかりだ。(あとでフェリー乗り場に行くと、ハマグリは500円で売っていたぞ)
朝から駐車場に多くの人が集まっている。黄色いブルゾンを着ているから、たぶん海岸の清掃する地元の人だろうと見当を付けた。浜では投げ釣りをやっている。聞くとまだ小さいがキスが釣れていた。
細かい砂に足をとられながら、ハイキングコースに出る。ここから少し登り下りする、灯台が見えた。昭和4年の建てられたもので、交通の要所の伊勢湾の守りの灯台である。
近づくと、灯台の管理用の扉に、カギがしてある。これは当然だが。でもしかし、カギが何個も付けられていた。
裏に回ると、金網に二人の名前を書いたカギがぎっしりと付けてある。もう絶対に二人は離れないぞというように。
ばか者が、錆びてカギが壊れて、ボロボロになる運命が二人にはまだ分かっていない。ワシはよう~分かるのだ。人生も末期になるとよく分かる。
まず半年も経たない内に、管理人が二人に仲を裂くだろうが。
帰り道、掃除をしている人らは、地元の商工会員と知った。一カ月ごとにやっているのか?というと、恥ずかしそうに、いいえと言う。う?では半年かと言うと、うつむいた。うへっ?まさか一年に一度???と言うと、ウンとうなずいて、早々に立ち去っていった。こんな観光地なら、旅館組合や飲食店組合などでもっと頻繁にしないと、すぐに汚れる。
でも余分なことか。
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