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2009年8月28日 (金)

「話」の語源

「話」は、動詞「話す・はなす」の名詞形で、古くは「雑談」をさした言葉である。かつては、国字の「噺」のほか、「咄」の字が「はなし」にあてられた。「咄」を「はなし」の意味で用いるのは、日本で生じた用法である。話の語源は定かではないが、心事を放す意味で「放す(はなす)」を語源とする説があり、「咄」の字が用いられたことからも有力である。(語源由来辞典より)

『嬉遊笑覧』喜多村寰筠庭には、こう書いてある。

ーー物がたり、『玉勝間(たまかつま)』八巻、「今世(いまのよ)に、物がたりをはなしといひて咄の字を書けり。説文に、咄ハ相謂ウ也としるし、文選(もんぜん)なる張景陽史を詠ずる詩に、咄(カタラク)此の蝉冕(かんむり)ノ客に君が紳に書を見る宜(よろし)べしとあれば、字はかなへるを、はなしといふ言は、いかなる意にか。もしは放しか」といへり。「端無し」とする説もあれど、非なるべし。按(あん)ずるに、『源氏物語』竹川、薫が藤侍従のもとに蔵人少将と物がたりする処に、「こよひはすこしうちとけて、はかなしことなどもいう」と有。はなしはこの、はかなしことの略にや。

放す・咄・はかなし説などが入り乱れている。なんだかよく分からん。『嬉遊笑覧』喜多村寰筠庭なんぞ、なに言っているかよく分からん。このまま解説抜きだから、読んだ人が不完全燃焼するだろう。(アハハッ、と笑ってごまかす)

話はゴロンと変わるが、朝ラジオ体操のときに来る人の中に、歯の悪いのがいて、上下左右全部味噌っ歯。御Photo年64歳。結構大地主なんだがねェ。全部金歯でもいける財産家なのに。痛がりなのか、もしかして医者嫌いなんだろうか。そうだ注射嫌いなんだ。この人ねェ、ハチに刺されて、驚いて転倒して庭石に頭をぶつけて、硬膜下出血を起こした。ワシなんか小型スズメバチに刺されても、転倒しなかったぞ。

歯が無いから会話していても「さしすせそ」「たちつてと」「なにぬねの」が実に聞き難く、話が通じないのである。聞き返すと激高するので皆に嫌われている。コイツの口癖は、「ぶっ殺すぞ!」と言い放す。私に一度この言葉を言い放ったので、怒鳴りつけてやったら、以来私に従順である。「サ行」はもともと空気が抜ける発音だ。「タ行」「ナ行」は舌が歯の裏側で言葉を切るから、聞こえがいいし歯切れがいいはずだ。この歯がないので、言葉が流れて、「すすすすす」「つつつつつ」「「ナ行にいたっては、?????」になる。(なに言っているか分からんて?そうなんだわ)

新説「話の語源」は、「歯無し」では言葉が通じ合えないから、それをお互いに注意し合い ましょうという、古人の警告である。(こんなこと試験に書くなよ。話にもならんといって、0点を頂くことになる)

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