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2009年8月29日 (土)

歯に挟まった

私の前歯の上の真ん中が一本色変わりしている。もう7年ほど前に、私がやってる「はだか祭り早駆け」で、国府宮神社に難追い笹を奉納した後、どこでどうなったは知らないが、歯が折れた。どこかにぶつけたんだろうが、唇などにはケガはない。

さっそく差し歯にする治療したときに、歯医者が言った。擬似歯は長い間に変色するから、最初は色を変えておいたほうが言いといった。だがしかし、いまだに昔のままで、一本だけ色が変わっている。面白くない。その翌年、今度は桃花祭のときには、馬を使う。休憩のときに、馬のそばにいたら、馬が急に振り向いた。その馬面で治療した歯を折ってしまった。医者が言った、「今度は何の祭りで痛めましたか?」と。カルテに「祭り」と書き込んである。

その差し歯の隙間に、どうもよく物が挟まる。気に入らん!

年とともに歯に隙間の多くなった私は、ニラやゴマは苦手である。ニラレバ炒めなんかはすぐに注文してから後で気が付く。歯に挟まったニラがなかなか取れない。ニコッと笑うと、挟まったニラもニコッとのぞく。これでは女性に会って話すらできないニラブラ状態である。

ゴマは何であの大きさなんだろう。歯と歯と歯ぐきの隙間に、ちょうど大きさが合っている。スポンとはまると、シハーシハーしようが、舌で探りを入れようが、どうにもゴマが取れない。段々とイライラが募る。ゴマった。アハッ、いや、コマった。

一年に何度も口にしない代物で、さほどおいしいと思わないのが、数の子だ。昔は畑の肥やしだった。私の子供のころ、数の子なんで当たり前に口にしていた。ついでに言うがマツタケも当たり前に混ぜご飯で食べていた。数の子はうまいとは思わなかった。でもなぜか口に入れる。ナンデダロ~ッ、ナンデダロ~ッ♪

理由は皆さんと同じで、歯ごたえ、歯ざわりなんである。あのコリコリ感が、アゴ全体を刺激する。コリコリプチプチ。いつまでもいつまでもコリコリプチプチが続く。

もう全部噛み終わったかなァ、と思うとまだどこかに残ってりる。それをシーハーしながら、舌を駆使して一粒一粒をかみ締める。その一粒をプチッと噛み潰す。昔、ノミを捕まえてプチッと潰す快感によく似ている。(オレそんなノミなんて知らないという方は、それでいい)

でも、歯に挟まったものを舌先で探っているうちに、舌先が痛くなってくる。困ったものだ。

食事のすぐ後に歯磨きなんてしたくないもんねェ。だって口に中に残った味の残留感が楽しめなくなる。ついに爪楊枝となる。ついでにご注意します。爪楊枝で鼻や耳かきをしてはいけません。辞書にキチンと「歯に間に挟まったものを取るための、小さな楊枝」とかいてあるからです。念のため。

どんな小さな食堂にも、この爪楊枝が用意されている。海外事情にうとい私は、外国へ行ったら、爪楊枝がないと大変困る、と、あらぬ心配をしている。誰か教えて、外国の爪楊枝事情を。

ついでだから検索すると、世界中で使われていることを知った。

  • 中国 世界中に輸出している。
  • 韓国 木材の使用は禁止で、デンプン製のもので、使用後は食べられるという。エコでなかなかいいがね。
  • 東南アジア 中国産のものが使われている。
  • アフリカ 中国産のものが使われている。
  • アメリカ ミント味で舐めてもおいしい。
  • フランス 中世から銀製のものが使われている。
  • ブラジル 日本人が多くいるから当然使われているが、その名前が「デザート」という。
  • タイやベトナム人の女の子に日本製を見せると、「キャッ、かわいい」といわれたという。
  • トムとジェリー・木枯し紋次郎も使っている

これで安心して外国へ行ける。

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