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2009年10月10日 (土)

政治から企業からの、内部告発制度を設けたらいいのに

霞が関パニック!民主、チクリ受付”内部告発目安箱”設置

行政刷新会議のメンバーが固まり、「税金の無駄遣い根絶」に向けて鳩山由紀夫政権が本格的に動き出した。すでに、官僚からの内部告発、いわゆるチクリを受け付ける「目安箱」の設置を決めたほか、岡田克也外相や長妻昭厚労相、前原誠司国交相といった“超攻撃型閣僚”らが徹底追及する構えを見せている。半世紀以上続いた自民党政権の下で、キャリア官僚らが死守してきた「隠蔽情報」の発掘も行われそうだが、国民垂涎の「お宝」はどこにあるのか-。

 「開店休業」とも揶揄された行政刷新会議が、いよいよ本格的に動き出す下地ができた。メンバーには、財界から京セラの稲盛和夫名誉会長(77)、キッコーマンの茂木友三郎会長(74)らが固まった。

 こうした中、政府は中央省庁が隠してきた不正行為や非公開書類に関し官僚からの告発を受け付ける窓口「平成目安箱」を行政刷新会議に創設する方針を固めた。天下りあっせんをめぐる各部局の「引き継ぎメモ」や、政治家からの「口利き案件」に関する非公開文書も、各省庁に提出を求めていく考えだ。

 ある政府関係者は「これまで、上司や省内体制に不満を持ってきた一部官僚らが、とんでもないタレコミをしてくる可能性もある。中には個人的なスキャンダルもあるだろうが、いずれにしても、ウミを出し、効率的な行政作りに役立つだろう」と狙いを解説する。

 こうした“発掘作業”が綱紀粛正や無駄撲滅につながるのはもちろんだが、民主党は行政の透明化をうたっており、すでに始まっている省庁もある。

 外務省では、岡田外相の鶴の一声で、「核密約」など、日米安保をめぐる密約の全容解明に向けた調査チームが発足している。

 密約とは、(1)1960年の日米安保条約改定時の核持ち込みに関する密約(2)72年の沖縄返還時の核持ち込みに関する密約など4つ。これまで、政府・自民党や外務省は存在を否定し続けてきた。

 一部では早くも「藪中三十二次官は密約の公開を決断したようだ。『カメレオン藪中』と呼ばれるだけに、変わり身が早い。ある自民党外相経験者は『こちらに爆弾がくる。藪中を次官にすべきでなかった』と後悔している」(外務省筋)との声が出ている。

 外務省は「伏魔殿」とも呼ばれ、莫大な「外交機密費」も抱える。原理主義者である岡田氏や、鈴木宗男・外務委員長の対応が注目される。

 また、「消えた年金」問題も国民注視のターゲットだ。

 長妻厚労相は「ミスター年金」の異名を取り、「消えた年金」問題をはじめとして厚労省を厳しく追及してきた。大臣直属の年金解決チームを立ち上げる方針を固めているが、民主党関係者は「以前、党調査チームが社会保険庁に視察に行くと、資料を出さないだけでなく、『カギがない』といって問題の部屋に通さないなど妨害された。厚労省にとって、野党的大臣の誕生は恐ろしい限りだろう」と話す。

 「郵政民営化の闇」にもメスが入りそう。

 野党時代に「かんぽの宿」疑惑を追及し、所管大臣に就任した原口一博総務相は会見で、「自公政権で仕方なくやっていたことは、勇気を持って出してほしい」と官僚たちに呼び掛けている。半年以内に不都合情報を明らかにした職員は、法令違反を除き不利益な扱いはしないという。鳩山内閣には、国民新党の亀井静香代表が金融・郵政問題担当相として入閣しており、その執念と突破力はどこまで発揮されるか。

 また、前原国交相は全職員に対してネット上で、率直な意見をメールで直接届けるよう呼び掛けた。霞が関関係者は「当然、密告も期待してのことでしょう」という。

 密約に無駄排除、さらには利権の資料-。果たしてどんな「お宝」が出てくるのか。

 総選挙での圧勝後、それまで国交省が「ない」と断言していた「高速道路無料化の経済効果を試算した資料」の存在を認めさせた馬淵澄夫国交副大臣は、夕刊フジの取材にこう意気込んだ。

 「私が『無料化を試算した資料はあるか?』と聞くと、官僚は『ない』という。正確な資料名をつかみ、それを伝えて初めて出してきた。彼らの意識では隠蔽ではないのだろうか。それが、お役所仕事なのか…。所管大臣の指示と役所のマネジメント次第だが、今後、さまざまな資料が出てくる可能性は十分ある」

[ 2009年10月8日17時00分 ]夕刊フジより

これを政界だけでなく、企業にも枠を広げて活躍してほしいシステムだ。ひとつ心配なのは、昔、戦争時代の憲兵の赤狩りだとか、ロシア、中国、北朝鮮などの政治批判グループ摘発するように、身近の10人にひとりぐらい、内部告発者がいるようになると、国民が段々人を信用できなくするようにしてはイカンが。

話は逸れるが、ロシアのトイレの汚さは相当なもので、トイレという個室の中で、コイテはいけない場所を選んでコイテあるという。便器の外を選んでコイテいるという。こういう行為は、誰も見ていない場所で憂さを晴らすという、陰湿極まりない国民気質が出来上がった。告発をやりすぎて寡黙で陰湿な国民が出来上がってしまった。ワシはいまだにロシアという国が好きになれない。北方四島を早く返せ!泥棒猫のように終戦間際で占領して。と、あらぬ方向へ行ってしまう。

いま企業でも相当に悪をしているところがある。それを告発できないでいる善良で正直な人もたくさんいるのも確かだ。期限切れを周知で販売する食品関係が後を絶たない。こんなのを徹底して、たたいてほしいものだ。北朝鮮に核開発と分かっていて、機械を輸出する。上げればきりがないが、その社員が告発してくるケースも増えてきている。これを制度化するのもいいねェ。

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