宇宙でのおならどうなるか
おならがでるのは、腸の中にたまったガスが一気圧以上になったとき。ただし、外気圧が低いところでは、一気圧にならなくてもおならがでる。高い山に登ったり、飛行機に乗ったときなど、普通よりおならがよく出るのはそのせいです。これが宇宙船になると、中の気圧を低くしますので、おならの出方がさらにひどくなる。無重力になると、でたおならがいつまでもその場にとどまっているため、乗務員は自分のおならに包囲されてしまう。
そこで宇宙船の中では、たえず扇風機をかけたり、特別な薬品を用いて、おなら汚染を防いでいるという。Dr志賀著の『おもしろ健康診断』より
風呂でおならすれば、泡になって固まって浮き上がってきますよね。目の前にポコッてでてくる。無重力になると、その固まりが、そのままの状態でプカプカ浮かんでいる。そんなところへ無重力でやってきた飛行士の誰かが、ガスの中に顔を突っ込もうものなら、ガス中毒を起こしかねん。だから扇風機でかき回している。
昭和50年ごろの話だが、友人3人と敦賀へ夜釣りに行った。グレが2~3匹つれた程度。明けてから海へもぐり、サザエやウニ、アワビを採っていた。そのころはおおらかでねェ、漁師も何も言わなかった。友人がウンコがしたくなったので、海の中でやったら、目の前にポコッとウンコがでてきた。慌てて背泳で逃げたら、ウンコも追い掛けてきたという。そんなもん潜って岩につかまってやればいいのにと、大笑いした。
話を戻す。密封性の高い宇宙服をもし使用していたならば、出た勢いで跳ね返る「作用反作用」が働く宇宙の原則から、いつまでも、でたところから突き当たった宇宙服の間を、ペコポコといったり来たりしているはずである。
宇宙に人間が出て行くようになって、困ったのは排泄の問題であった。1962年マーキュリ6号で、地球を回る軌道を3周したジョンクレンは、宇宙船の回りに宇宙ホタルのようなものが飛んでいると報告してきた。実はこのキラキラ輝いていたのは、宇宙船から捨てたオシッコが真空で零下の宇宙空間で尿は細かい氷の粒になって飛び散り、まるで高山で見るダイヤモンドダストのようであったという。
そりゃ慣性の法則で、無重力のところでポイッと出せばいつまでもウンコとシッコは窓の外にあると思うよ。これではイケンと思っただろうねェ。以後真剣に排泄問題に取り組んだ。そしてとうとう、オシッコを再利用して飲んでしまう時代が到来したのは、つい先日のことである。
こういうことが起こりうるのが、宇宙である。そういえばいま12時ごろ、オリオン座あたりに流星群が出ている
という。見てみたいがもう熟睡している時間だ。
知人が下呂病院で脊椎の手術待ちの入院をしている。一度夜空を眺めてごらん、ものすごく奇麗だと思うよ。最近見たことがないが、天の川が見られると思う。
オ~イ!もうすぐだね、痛みの無い世界で待ってるよ。
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