祭り三連ちゃん、MTBの旅
川島から河川敷の中の、どこへ着くか分からないような小道をガタゴト走り、途中から行き止
ま ってしまった。MTB(マウンテンバイク)だからできる走りだ。堤防道路まで高いところへバイクを担いで汗をかいた。こんなところまで鮎つりの車が入り込んでいる。熱心なものだ。 という私も、こんなところを走っていると人が笑うかもしれない。
ここなら、遊漁料を取りにくることもない。セコイと言えばそうだが、でも誰もいないから、釣れるのかもしれない。
ここはもう岐阜である。 堤防を下流へ行くと、羽島郡の笠松町に「みなと公園」がある。ここで今日は「リバーサイドカーニバル2009」をやって
いる。といっても、商工祭の感じであるが、多くの人を集めている。川ベリの舞台では、太鼓の演奏がされていて、心地のいい響きを会場に流している。
公園をぐるっと囲むように、屋台が並ぶ。中にはトルコ料理が、シシカバブを売っている。それもトルコ人である。さっそくアサヒ生ビールと串カツ2本を買い込み、堤防に座り込む。これで500円とは安い。いい日差しを浴びながら、太鼓の演奏をながめる。
今度は美濃路をつたって一宮市萩原町へ入る。今日はここで「第4回素人チンドン祭」が行われてい
る。700mぐらいの短い商店街は、人であふれている。いつもの駐車場は、「よさこい」踊りや、ジャズなどの演奏会場に早変わりしている。
来年のはだか祭りの鏡餅の奉納は、この萩原町である。そのPRに稲沢市の職員が来ていた。体育協会の受任理事を私がしている関係でよく顔を会わす知人も出てきていたし、私の家の近所の商工会議所の理事も、「一宮モーニング博覧会」の案内チラシを配っていた。「モーニング」とは、喫茶店が全国一多いこの一宮は、「朝食セット」のことをいう。これをもっと広めようと、10月25日に本町で博覧会を開くという。みんな頑張っているなァ。
アッチコッチにチンドンの音がにぎやかで、また屋台でビールを飲む。チンドン隊は契約商店の前で、登り旗を持って、店の前では口上をあげている。なぜかうきうきしてくる。子供のころ、このチンドンが好きで、チラシを配る手伝いをしていた。それほどジンタの、あの浮き立つような鳴り物が好きでならなかった。
ここからまた美濃路を走り稲沢へ入る。国府宮神社の参道では、稲沢まつりが行われてい
る。植木はもちろん、衣類から、インド料理、中には稲沢名物「焼のり」を売っていた。どうも商工会の店で、稲沢の名産物を売っている。
店番に、「稲沢のどこでノリが採れるのか」と聞いていると、昔のお客さんが、「なにを文句言っている?」と、言われてしまった。私の話を聞いて大笑い。大きな会社の80にならんとしている大奥さんである。今もって会社では実力を発揮している。私とよく気が合ってね。
おい、最近顔を見せないので心配していたという。もう退職して7年にもなるが、時々前を通るときに顔を出している。今もって付き合いをしている。いまは商売抜きだから、なかなかいい関係で話ができる。本当の人間関係が出来上がっている。「一度会社に顔を出せ」という命令である。「しからば、ビールを用意しておいて」と言って分かれる。
観光協会の店番にも、お客さんがいた。店を放って飛び出してきた。彼も市の職員を定年して、いまここで働いているという。元気そうでなによりと、私の腰痛を気にかけてくれた。
ここはその昔、車屋時代の営業担当地区で、多くのお客さんに声を掛けられた。みんな懐かしそうに話しをしてくれるのが、うれしい。セールス時代から、お客さんを大事にしてきたことが今もって生きている。
いい感じで今日一日の祭り見物は終わった。少し飲みすぎた。来週もまだ祭りが続く。カレンダーには予定がビッシリと書き込まれている。
明日は、三岸美術館と尾西歴史史料館で秋の芸術を満喫してこようかなァ。
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