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2009年11月30日 (月)

バリアフリーでなく、バリアアリーとは?

NHKの「プロフェショナル」で 介護施設を紹介していた。以前も他のテレビ番組で、この施設の紹介しているのを見たことがある。その時「バリアフリーでなく、バリアアリー」という言葉にいたく感心したことがある。そこで今日はメモを取りながら、じっくり見させてもらった。

まず介護施設は、山口県山口市中尾にある、「夢のみずうみ村・通所介護施設」で、ここの作業療法士・藤原茂さんを紹介していた。

脳卒中で半身不随になった人が、ここで治療を受けると、驚きの快復をして、半身麻痺から涙の一歩を踏み出す姿に感動した。こんな患者さんが、一日100人の通所してくる。施設内は患者に便利なように、バリアフリーといってできるだけ平らにして、段差をなくし、手すりをつける。これが当たり前と思っていたのは、私だけだろうか。

廊下は異常に長い坂道、手すりはない。手すりの変わりに、凸凹したタンス類が並ぶ。自分の力で前進しなければ、前に進めないのである。誰も手伝ってはくれない。かえって障害物を作っている。今日一日の予定は自分で掲示する。

  • 自分の道は自分で見付ける。

壁には、上下にクイズが貼り付けてある。上下とは、足元に貼り付けてあれば、屈んで読まなければならないし、上の方にあれば、背伸びをしなければならない。こうして体を思いっきり使わせる仕組みである。作業療法士の藤原さんは言う。

  • 心が動けば体が動く。
  • 車椅子を早く止めようじゃないか。
  • 自分でやれることは、自分でやる。人に頼らない気持ち持たせる。

歩行器で自力で歩ければ、十分にほめてあげる。施設内の廊下には、「一丁目」「二丁目」という表示がアッチコッチに貼り付けてある。これは自分で歩いた距離を測ったり、目標を持たせるためだという。

驚いたことに、院内通貨「ユーメ」というのがあり、皿を洗ったとき、片づけをしたとき、花を売ったときに「ユーメ」を稼げるシステムになっている。この通貨で、なんとバクチをやっている。ルーレット、トランプなどで興奮している。これは知恵を使うということだという。感情を引き出すと体が動くということを実証している。ゲームをやりながら興奮して手足を動かしている。これが機能回復になる。

介護5度で通所して、介護2度で退院していく。

  • 快復後どう生きていくかという目標を作らせ、自分が家庭内や社会に役立っていると思わせることだ。

この藤原さんのことを知りたくて検索していたら、こんなブログにぶつかった。このプロフェショナルのスタッフらが書いてものである。「すみきち&スタッフブログ」には、撮影現場の模様を伝えている。

11月17日に放映があったから、少し間を置いたので記憶をなくしている部分は、この「すみちき&スタッフブログ」で補って下さい。藤原さんの人となりがよく分かる。

http://www.nhk.or.jp/professional-blog/100/29904.html

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