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2010年1月17日 (日)

限界集落はなにも山村だけではない、市内のど真ん中にある

限界集落という言葉がある。山間部などで高年齢の集落で、一定の年齢以上のなると、この称号を頂く。その基準を書くと

限界集落

65歳以上人口比50%以上

高齢化が進み、共同体の機能維持が限界に達している状態

わが町内は、33軒の民家がある。住民は73人ほどである。うん?誰か隠れていないか。それを3組分けている。

そして年齢はすでに限界集落を超えている。これなんだわァ。指折り数えたら、41人が65歳を超えている。50%どころか、56%を超えている。

わが町内は昔からいろんなイベントが多く、田楽、餅つき、遠足、春秋の祭り、年末のどんどこ、連区の運動会などがある。

私たちのオヤジのころから、新年会、桜祭り、月見の会、リヤカーの五目寿しを積んで近くの公園に遠足に行く、忘年会などナントカカントカ理由をつけて宴を張っていた。これを見ていた子供(私達)らが、同じ道を歩んでいる。

だがしかし、どうにもこうにも高齢化が始まり、この行事がこなせなくなってきた。先日私の組12軒に大年行司が回ってきた。大年行司というのは、真清田神社の町内の窓口で、神社関係の祭り事を引き受ける役柄である。その下に年行司という三組に同じ役をこなす3人の部下を配置している。

この大役を聞いただけで、みんな逃げ出す。3年前に私がやって、随分わかりやすくマニュアルをつくり、写真を添付して、祭りの飾りつけなどを後進のために「手引き書」として作っておいた。だから難しくないようにしておいてあげた。マニュアル通りに追いかけれ、どってこと無い仕掛けにしてある。

でもだめだ、慌てふためいた組員が、血相を変えて私の家に飛び込んできて、「替わってくれ」という。

この時は順番が少し狂っていたため、正常に修正してあげたら、受け手がそのなかからで出てきた。これで今年はいい。だがこんなことはこれから毎年起きる騒動である。町内でギクシャクすることになるは必定だ。

何とかせねばと、テレビを見ると、民主党の事業仕分けをやっている。そうか!この事業仕分けを町内でもやってみる価値がある。今まで個人ではなかなか言い出せなかった文句を、臨時総会という席で思い切りぶつけて、行司を精査し、仕分けをしたらどうか。

これはいい、こいつを思いついてから、毎日仕分けできる行事を今精査している。

そして多数決でドンドンと切り落とし、どこかに移管できるかとうかを考えている。町民もここまで軽くしたんだから、自分でもできるという安心感を与えることができる。替わってやるにしても、そんなに難しくないぞという気持ちを持たせることができる。

これをやると、必ず町内会長が回ってくることも覚悟しなければいかんなァ。誰かがやらないと、町内で争いが起きる。だが行事仕分けが成功しても、町民からたぶん表面的な感謝はするだろうが、腹の中は「ヤレヤレ助かった」と思いながら、町内会長を押し付けるという薄情さが潜んでいる。

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