恐ろしい漢字を見つけた。それはなんと「幸」である。
漢和辞典をペラペラやっていた。暇なんだわなァ。こういう時の遊び相手は、辞典、事典、百科事典などの、辞典類が一番。先日廃品回収のときに、『早分かり医者のくしり』を持ち帰った。こういう辞典が遊び相手だ。
漢和辞典がいつも手元にある。これには象形文字なんかが出てくるから、結構面白い。フト 止まった字が。「幸」である。読み進むと、なんとこれに象形文字がこうである。
この説明が、「幸」を横にした形で、もとは手かせ(昔の手錠)の象形文字とある。その説明が、あやうい罰をのがれることから、さいわいという意を表すという。
要するに、手錠で済んだ。死罪でなかってよかった。だから幸いなんだという。これがあるから漢字は好きだ。
以前にも書いたが、「挨拶」という字をよく調べて見ると、どこに挨拶の雰囲気があるかね?
- 挨=背中をたたく。おす(推す)。ひらく。おしひらく。つきすすむ。ちかづく。こすりつける。
- 拶=せめる。刑具の一つで指をはさみせめる棒。
挨拶の二文字は礼儀のカケラもない。たたいたり、押したり、こすりつけたり、揚句に器具使って攻め立てている。そこで語源辞典を調べてみたら、「あった!」
---禅宗で、門下の僧の悟りの深浅をためすために行う、押し問答を「一挨一拶」といい、ここから一般に問答や返答の言葉、手紙の往復などを「挨拶というようになった---
「いや、私が払うわァ」
「えーてえーてェ、ワシが払うぎァ」
と、レジの前で押し問答をしている。ヒョットしてこれが挨拶の原型なんだろうか。
こうして漢字に立ち向かうと、意外に忘れんようになるかも。ところが、新聞などでは「挨拶」という漢字を、ひらがな書きを奨励している。新聞記者が良く使う「記者ハンドブック・用字用語の正しい知識」という字書に書いてある。最近パソコンに入れた「校閲・推こう支援システム」で調べても、「挨拶」をひらがな書きを奨励している。
もったいない気がする。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント