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2010年6月 9日 (水)

トリュフと豚

――フランスでは昔から、フェロモンによっておきる豚の行動を利用して、トリュフを探していたという。フランスの一部地域では、今もその伝統の採取法が守られている。――

と書いてある。最近は犬を訓練して採取している画像を見たことがある。ではそのフェロモンはなんぞやを説明している。

フェロモンには、およぼす作用によって主に二つに分けられる。一つには特定の行動をひきおこす「リリーサーフェロモン」で、二つ目は内分泌に変化を起こさせる「プライマーフェロモン」である。

リリーサーフェロモンとして有名なものに、ブタの例がある。発情中のメスブタは、成熟した雄ブタが近くにいると、じっと不動の姿勢をとる。たとえ人が背中や腰を押えても逃げ出そうとしない。この「不動反応」と呼ばれる姿勢をとることで雌は雄との交尾を許すのだ。これには、雄ブタのだ液中に含まれるにおいが深くかかわっている。研究の結果、このにおいのもとである2種類のステロイド化合物が、フェロモンとしてはたらくことがわかった。どちらも雄ブタの性ホルモンとしてはたらく「テストステロン」によくにた物質である。

高級食材と知られるきのこ「トリュフ」には、雄ブタの作り出すフェロモンと同じステロイドが含まれているため、雌ブタはトリュフに強い関心を示す。

最近このワシには、フェロモンがかすれて、というより枯渇して、背中に安心と安全、人畜無害という表示がしてあるような気がする。だから若い女性からもよく声を掛けられる。だた、道を訪ねられる程度だが。

トリュフなんて食べたことがない。なんか見るとジャガイモの親戚のような形をしている。肉じゃがのほうがよほどうまいのに。(と、心なしかヒガンでいるのだ)

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