ハト・アリ・スズメにエサ
朝ラジオ体操に行く。ここで毎日ハトにエサをやっている人がいる。喫茶店でもらってきたパンの耳をミキサーにかけて粉砕してハトにやる。毎日もらうからハトもよく知っている。
エサ主が来る前から、近くの学校のネットで待機している。鳥というのは顔をよく知っていて、エサ主が来ると一斉にグランドに降りてくる。
私の飼っている手乗りインコでも、大勢の友だちと飲んでいても、私のところへやってくるからだ。顔を知っているのである。
このパンくずを少しもらって、石垣に巣を作っているアリに少しまいてやる。どういう伝達方式なのか、一斉に這い出してくる。これはフェロモンという物質で伝達している。このパンの臭いを仲間に嗅がせて、信号を送る。そして道々フェロモンを食物源から巣まで転々とつけていく。それをたどって仲間が食物源までたどる。こうしてアッという間にアリの行列ができる。どれだけエサをやっても、大きくならないので、つまらないが。
これは公園だからいいが、家の中だったら大変だ。昨日我が家のキッチンでアリの行列に出会った。家内が作っているヨーグルトにたかっていた。皆殺しにしてやった。こんなアリの恩返しは結構だ。アリホイホイを買ってくるか。これはアリが仲間にえさを分け与える習性を利用して、
- アリがエサと認識する
- 巣へ運搬
- 仲間に分配
- 効力を発現
- 巣の崩壊
このシナリオどおりに壊滅できる。
家に帰るとスズメとキジバトが待っている。母屋と離れへの電線にズラッと並んで待っている。口笛を吹いてやると、ずいぶん遠くから一斉に飛んでくる。いい耳している。これから段々まきエサを減らしてやる。そうしないとエサをとることを忘れてしまうからだ。
昨日飛べない小雀がいた。巣から落ちたんだろう。捕まえてやろうと手を伸ばすと、倉庫の中に逃げ込んだ。もう追うことをやめて、エサをまいておいてやった。遠くから見ていると、ついばんでいたから、死ぬことはないだろう。ただネコが入るから、それが心配だ。
生きものと朝を迎える毎日だ。
『ガラガラヘビの体温計』渡辺正隆著にこんな記述がある。
地球にはさまざまな生き物がいる。ーーーその中にあって、総重量(現存量)が一番多い動物が、哺乳類でも鳥類でもなく昆虫、それもアリとシロアリで、全昆虫の3分の2を占めている。ーーー
いかがですか、アリホイホイで片付けてもきりがなさそうだが。
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