« トリュフと豚 | トップページ | ギターと尺八と鈍足ランナーがいる妙興寺 »

2010年6月10日 (木)

ハト・アリ・スズメにエサ

朝ラジオ体操に行く。ここで毎日ハトにエサをやっている人がいる。喫茶店でもらってきたパンの耳をミキサーにかけて粉砕してハトにやる。毎日もらうからハトもよく知っている。

エサ主が来る前から、近くの学校のネットで待機している。鳥というのは顔をよく知っていて、エサ主が来ると一斉にグランドに降りてくる。

私の飼っている手乗りインコでも、大勢の友だちと飲んでいても、私のところへやってくるからだ。顔を知っているのである。

このパンくずを少しもらって、石垣に巣を作っているアリに少しまいてやる。どういう伝達方式なのか、一斉に這い出してくる。これはフェロモンという物質で伝達している。このパンの臭いを仲間に嗅がせて、信号を送る。そして道々フェロモンを食物源から巣まで転々とつけていく。それをたどって仲間が食物源までたどる。こうしてアッという間にアリの行列ができる。どれだけエサをやっても、大きくならないので、つまらないが。

これは公園だからいいが、家の中だったら大変だ。昨日我が家のキッチンでアリの行列に出会った。家内が作っているヨーグルトにたかっていた。皆殺しにしてやった。こんなアリの恩返しは結構だ。アリホイホイを買ってくるか。これはアリが仲間にえさを分け与える習性を利用して、

  • アリがエサと認識する
  • 巣へ運搬
  • 仲間に分配
  • 効力を発現
  • 巣の崩壊

このシナリオどおりに壊滅できる。

家に帰るとスズメとキジバトが待っている。母屋と離れへの電線にズラッと並んで待っている。口笛を吹いてやると、ずいぶん遠くから一斉に飛んでくる。いい耳している。これから段々まきエサを減らしてやる。そうしないとエサをとることを忘れてしまうからだ。3

昨日飛べない小雀がいた。巣から落ちたんだろう。捕まえてやろうと手を伸ばすと、倉庫の中に逃げ込んだ。もう追うことをやめて、エサをまいておいてやった。遠くから見ていると、ついばんでいたから、死ぬことはないだろう。ただネコが入るから、それが心配だ。

生きものと朝を迎える毎日だ。

『ガラガラヘビの体温計』渡辺正隆著にこんな記述がある。

地球にはさまざまな生き物がいる。ーーーその中にあって、総重量(現存量)が一番多い動物が、哺乳類でも鳥類でもなく昆虫、それもアリとシロアリで、全昆虫の3分の2を占めている。ーーー

いかがですか、アリホイホイで片付けてもきりがなさそうだが。

|

« トリュフと豚 | トップページ | ギターと尺八と鈍足ランナーがいる妙興寺 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハト・アリ・スズメにエサ:

« トリュフと豚 | トップページ | ギターと尺八と鈍足ランナーがいる妙興寺 »