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2010年9月30日 (木)

尖閣諸島でもめている中、妙興寺で中国僧侶と交流

毎日行く妙興寺へ、いま中国から4人の僧侶が来ている。

今日寄ったら、仏殿の清掃をしていた。帰り際の中国僧侶と通訳の僧侶をつかまえて、この仏殿に掛かっている、釈迦の前の左右の柱に細長い書が、板に書かれてかかっている。これを聠(れん)という市の文化財になっている。この意味を、仏殿が開放されているので、ここにみえる方々に、なんという意味かよく聞かれる。

私がここでお節介な案内を時たましてあげる。境内の説明を面白おかしく話してあげる。コレが結構楽しくってねェ。

でもこのこの文字の意味が、床屋をやっている友人の中国人の架橋に聞いても分からないという代物。さてその文字は、

  • 妙相荘麗只在心源証取(右に掛かっている)
  • 玄風浩大須還智眼瑩明(左に掛かっている)

コレが意味不明なのだ。

これは、中国の木庵性瑫(もくあんしょうとう)が京都宇治の黄檗(おんばく)山万福寺開山・隠元隆琦(いんがんりゅうき)の招きにより、1656年に長崎に来た。その方の書である。

通訳を交えて、この説明をしてもらうが、通訳が修行中の僧侶で、なかなか説明ができない。通訳僧侶は「オレコマッタ」現象になった。

先輩僧侶は盛んに説明するが、通訳が私に説明ができない。

そこで、明日京都の寺へ修行の場所を変えるというから、お土産にこの説明を書いておいて欲しいと頼むと、先輩僧侶が、コレを説明するというと、本一冊できるほどになる。これは僧侶が修行の中で会得する言葉だから、簡単に説明ができないという。

なんと、せっかくいい機会だったのに。不完全燃焼した。

でもさわやかな交流ができた。尖閣諸島の話はしなかった。こんなバカバカしい外交は腰砕けの外交だ。

あまり何でもかんでも、中国に頼りすぎる産業が、かえって日本が窮地に陥り、中国をのさばらせる。もっと自国の製品、農産物に自信を持て!と怒り狂う。

でもいい出会いであった。別れ際に合掌して笑顔で分かれた。日中外交もこのぐらいにしたらどうだ!といいたくなる。

やっと意味が解った。

その優しさに焦点を当てる
目を混同しないでください。

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