サドルのボルトが折れた
我が家を出て、マウンテンバイクで155号をたどり、西成から南下して、一宮インターへ向かう23kmコースを走っていた。
大成高校の南東の信号交差点にかかったとき、突然ガクンとサドルが落ちた。
ゲッ!ワシは腰に不安を抱えている。もし転倒なんてしようものなら、ガラスの腰がすぐに壊れる。ドキッとした。
そっとマウンテンバイクから降りた。なんと!サドルを止めているボルトが折れていた。
なんで?こんな重要ポイントのボルトが折れるか?解説書によると、サドルとシートポストの留め金であるボルトがない。周りを探したら、台座とボルトが落ちていた。
さて困った。ここからバイクを引っ張って自転車屋まで歩いていくとなると、大変だ。6km以上ある。最近歩くと腰に違和感があるので無理しないようにしている。
仕方がないので、サドルを本来ある位置にそ~っと乗せて、尻を乗せる。さてペダル漕ぐと、まるでフラダンスを踊っているようで、転倒しないようにグラグラしながらオイッチニ、オイッチニと前進する。
やっと自転車屋に着いた。へっ?こんなところが折れるなんて、と驚いてみえた。確かに、ここは心臓部に値する。これは補充部品はないだろう。同じ製品から外せばできないこともないが。
部品が合わないので、フレームからシートポストを引き抜き、サドルのボルトを交換するこ
とになった。
さて勘定の段になって、こんな重要なところが折れるなんて、と言いながら勘定をとらなかった。いやはや申し訳が無い気がした。
やっとフラダンスから開放されて、しっかりとした安定のあるサドルに感謝しつつ帰路につく。今度はハンドルがバキッ!ときたらどうしよう。
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