震災の影響はコンビニやカタログギフトのまで
最近コンビニに行くと、タバコの品切れが多い。
タバコの値上げからだと思っていたが、どうも違う。タバコの産地が東北に片寄ってたので、その影響が出てきたという。タバコのコーナーを見ると、品切れの札がずらりの並んでいる。
ところがそ。だけではない。姪っ子が出産したので祝いを贈った。そのお返しのギフトカタログが送られてきた。そこで明太を頼んだ。そうしたらカタログギフトの会社からハガキがきた。そこのはこんな文章が書いてあった。
―――今回お申込いただきました希望商品は、3月11日に発生しました、東北地方太平洋沖地震の為、カタログ契約期間内ではありますが、お取り扱いできない状況となりました。お客様には多大な迷惑をお掛け致しましたこと、誠に申し訳なく深くお詫び申し上げます。
つきましては、改めて申し込みハガキをお送りさて頂きますので、お手数ではございますが、再度ご希望商品をお選びの上、ご注文くださいますよう、なにとどよろしくお願い申し上げます。―――
これである。以前頼んだものを確認すると、なんと、ロシア産、アメリカ産を輸入して、こちらで明太子に加工しておることを知った。
イクラというと、サケ、マスの玉子を日本では言う。「いくら」というのは、値段のことではない。ここでいうのはサケの卵のことです。
いま読んでいる『食味風々録・阿川弘之著』のなかで、昔ロシアがソビエト連邦だったころ、赤い広場のそばの共産圏最大の百貨店グアで土産にキャビアを買おうと探し回ったそうだ。ジャムやピクルスの瓶の前で「キャビア、キャビア」と連呼したら、太ったおばさん店員にそれは「いくら」のことと教えてもらったそうだ。
「いくら」は元々ロシア語で「魚卵」のことで、サケ、マス以外の卵も「いくら」で、当然チョウザメの魚卵も「いくら」となる。でも「いくら」を私は日本語だと思っていた。
ならば、明太子も「いくら」のなるんだろう。
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