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2012年1月27日 (金)

十二指腸潰瘍入院中 排泄の苦労

1月9日 午後11時30分ごろ、救急車で市民病院へ搬送された。

診断は「十二指腸潰瘍」である。猛烈に気持ちが悪くなり、吐しゃ、下痢と上下大騒ぎとなり、とうとう下血したのを見て救急車を呼んだ。原因はアルコールである。私の飲み方は、暴飲、でも酒乱でもなく、凶暴性もなく、暴力をふるうという中毒性のものではない。現に入院中15日間、禁断症状はまったく出ていないし、退院後の現在も禁酒している。意外や酒への執着はない。

二十歳代から長期間飲み続けている付けが、今頃出てきたということだ。現在69歳である。

この病院で、昨年手の震えるの検査で、すでに、アルコール中毒やパーキンソン症候群ではなく、本態性振戦という原因不明の震える症状と分かった。だからアルコールによる中毒ではない確信がある。でも飲みすぎていたことは確かである。

1月9日から1月24日までの退院までのことを、ぼちぼち書いてみようと思う。

10日の入院から5日間は、集中治療室1日、翌日から同扱いを受けた病室に4日間監禁された。心電図、血圧、点滴の配線で、それはまるでガリバーである。身動きができない。排尿や排便はすべてナースに頼らなくてはならない。小便は尿瓶を手元に引き寄せて、体を横向きにしてすればいいが、失敗は許されない。だが少しは失敗する。

困ったことに、排便はパンパース(おむつ)をされているから、フン切りがなかなかつかないことである。着の身着のままで排便した経験は今までない。だが刻々と急を要してくる。出る前にナースを呼ぶのは気が引ける。肛門は開こうとするが、心の肛門がなかなかしっかりと閉じている。

どんどん急を要するようになり、とうとう悩んで悩んでいたが、思い切り力んだら、パンパースが飛ぶかと思うほど大量に噴出した。

話は変わるが、初期の宇宙飛行士はこのおむつ方式で宇宙船に乗船していた。いまは掃除機のようなものに当てがって吸い出し方式でやっている。

この病院でもタンが詰まると、吸引している。上ができるなら下でもできるんではないかとふと思った。

最後の最後まで力んでもう出ないのを確認してから、ナースを呼ぶ。そうでないと、ナースの仕事中に噴出したらそれこそ恥の上塗りである。噴出物の後始末にナースが3人がかりであった。糞便の色は真っ黒である。出血が残留物に混じってでてくるからで、これは最後まで確認することになる。

前兆として、黒いウンコをしたら出血を疑った方がいい。血は時間だが経つと黒く変色するから。あなた大丈夫ですか?

手術は内視鏡を十二指腸まで入れて、潰瘍部分を内視鏡にセットされた、ワイヤーの先にある極小のクリップ(ホッチキスと思えばいい)で、出血部分を止めていく。糸で縫うのと同じである。私の場合は、2日間で8か所ぐらいクリップした。

以降はその経過を見るために、3回内視鏡を飲み込んだ。内視鏡という異物を飲み込むんだから、苦しくないはずがない。のどに麻酔を混入したゲル状のドロドロしたものを飲み込んでから、口いっぱい開いたほどの穴の開いたマウスピースをくわえ、その穴から内視鏡を入れる。

医師の前のテレビ画面にカラーで映し出される。私は横目でのぞいていた。そこで気が付いた。腹が黒いというでしょう。でも私の腹は黒くなかったと、検査後笑ったら、医師たちからこんなこと言う患者さんは初めてだと笑った。

最後の内視鏡の検査の後、とうとう声が枯れてきた。6日間連続の内視鏡検査は、のどに相当負担があったことに気が付いた。検査室を出るときに、医師らに「困った、来週カラオケ全国大会に出場しなければならない。この声枯れを何とかなりませんか」と言うと、一同ヘッ!と仰天した。すかさず、「うそで~す」と笑ってやった。この苦しい検査もやっと終わり、自分自身が今までどれほど自制心がなかったか、馬鹿さ加減を独り笑った。

今でも毎日ウンコの色を見て、色つや形を確認して健康のありがたみを実感している。

会計は、

会計 346755.7円×30%=104,029円支払いでした。もちろん高額医療費控除されてるから、どれだけ掛かっても10万円ぐらいで済む。

 

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