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2012年1月29日 (日)

点滴三昧の5日間で幻覚?

9日に緊急入院して、「十二指腸潰瘍」と診断、そのまま集中治療室に入った。

ここは心電図、血圧計、点滴の繋がれ、ベッドから起きることはかなわない。周りはカーテンで仕切られて、かろうじて見える周りは、機械類の端が見えるだけだ。

ここで真っ白な天井を見ながら、食事も何もない日が続く。それも5日目にしてやっと水が飲めるようになった。飲む力がなかったのではなく、許可が出なかったのだ。多少でも飲むなという厳しい禁止令が出ていたからだ。

潰瘍部分を内視鏡手術をしたので、その傷口を刺激しないようにするためだ。水を飲むと胃が胃酸を出す。それが手術の痕を刺激して治りを悪くするからだという。

同じ天井を見ていると、昼なのか夜なのかまったく時間感覚がなくなり、かろうじて電源が落とされると夜が来たことが分かる。

いつ寝てもいいということは、いつ目が覚めるかわからん状態になる。寝ていくらもしないのに、ラジオの音なのかよくわからないが、小さなジャズ音とか、民謡の様な歌声が聞こえてくる。「ウンチャウンチャ ウンチャカチャッチャ ウンチャ ウンチャ・・・・・・」と、エンドレスの様にドラミングが流れてきた。

私は耳鳴りがするのだが、こんなリズミカルな耳鳴りは聞いたことない。誰かがラジオを消し忘れたか。2日目にとうとういつも話し込んでいる同室の患者さんに、どこかでラジオを付けっ放しにしていませんか?を聞いたら、聞こえないという。

看護婦さんに、院内に小さなバックグランドミュージックを流しているか確認すると、それもないという。そうだろうなァ、いろんな患者さんがいるから、気になるような音は出さないだろうな。

ということは私の耳鳴りか?耳を塞いでみると、「ウンチャ ウンチャ ウンチャカチャッチャ・・・・・」と聞こえてくる。6日間点滴だけで生き延びた。その幻覚なんだろうか。よく分からない。

以前頸椎と脊椎の手術で2回岐阜大学へ入院した時、耳鼻科にかかった。この耳鳴りのことを相談したら、間髪を入れず「治りません」と言われた。これほどはっきりと言われれば気持ちがいい。おそらく町なかの耳鼻科にかかると、相当引き伸ばすような治療をされるだろう。

同じように眼科にもかかった。最近見えにくくなってきたというと、検査の結果、「普通の老人の視力です」という。「こら~っ!普通の老人の目ですとはなにごとか!」「年相応と言えないのか」と言ってやった。

そこで、耳鼻科医師に、「いびきは起きれば治る、耳鳴りは寝れば治る」と言ってやったら、これはいいこと聞いた、今度患者さんに教えてやろう、と真面目顔で言った。可笑しかったねェ。

この音楽的な耳鳴りも、食事をとるようになったら、聞こえなくなった。あれはなんだったんだろう。(ヒョットして私には音楽的なセンスがまだ残っているんだろうか)

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