あなたは、遺伝子組み換え食品を食べています
遺伝子組み換え食品は食べていない? 『もうダマされない「科学」の講義』松永和紀著
世界における遺伝子組み換え作物の栽培面積には、凄まじいものがあります。世界で栽培される大豆の77%は遺伝子組み換えです。ワタは49%、トウモロコシ26%、ナタネ20%。これが現実です。
日本の輸入は、トウモロコシがほぼ100%輸入で、そのうち90%以上を占めるアメリカでは約85%が遺伝子組み換え品種です。大豆も95%くらい輸入されていて、アメリカ産のシェアが7割、そのうち9割は遺伝子組み換え品種です。
多くの消費者は、自分たちは遺伝子組み換え原料を使用した食品は食べていない、と思っているでしょう。豆腐や納豆などには「遺伝子組み換え大豆は使っていません」という表示があることで、勘違いが起きている。
食用油や、清涼飲料水に使われている異性化液糖などは、遺伝子組み換え作物を原料として作られていても、表示義務がありません。分析しても遺伝子組み換え原料を使っているかどうか判別つかないからです。表示義務があるのは豆腐と納豆ですから使っていないが、表示義務のない商品には使っています。したがって、ほとんどの人が遺伝子組み換え作物から作られた食品を食べているのが実態です。
改めて、毎日食べている納豆を見たら、[納豆]大豆(アメリカまたはカナダ)(遺伝子組み換えでない)。この納豆の販売者はこの尾張地方で名うての安売り店の「カネスエ」店である。一時期、この尾張地方で有名な安売り店「アオキ」店と、「100円戦争」をやらかした。だから大豆に遺伝子組み換えでない大豆を使用していますと言われても素直に信じられない。でも製造元が書いていないのが不思議だ。製造工場の裏に行くとなんらか手がかりになる空箱などが見つかるかもしれないぞォ。
空箱でこんなことがあったからです。むかし、会社の旅行の時に静岡のわさび工場へ見学に入った。そこでたまたま工場の裏に行くと、洋ガラシの空箱が堆積していた。これでここのワサビは買わなかった。ワサビの産地でありながら、洋ガラシを混ぜ込んでいるのが許せなかった。スーパーやコンビニで買うときは、洋ガラシ入りを承知しているからまだいいのだが。
もう一つ、養老のお茶の会社に中古車を売り、納車に訪れた。話には聞いていたが、お茶に「味の素」が混入しているというから、工場の周りを見たら、なんと本当に味の素の空箱が積んであった。ためしにこの店の一番いいお茶を買って、会社で飲んだ。一番茶は確かにおいしい。だが二番茶になるとガクンと落ちてまずいことこの上ない。この落差に味の素の混入を確認した。こんなことがあったからだ。
製造過程で出るお茶の粉に、味の素を混入して顆粒状にする。それをお茶の製品に入れると絶対に分からないからだ。
だが、こっちの体の遺伝子に異常がなければいいのだが。
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