サイクリングロード、江南から起町まで
一宮の郊外は暖かい日差しで、やっと訪れたに春を感じる。道端のツクシは完全にホケている。その周りには5mmほどの小さな青い花の、オオイヌノフグリが密集している。
江南市内はどんどんと賑やかさを増している。人混みではなく、商店がどんどん増えてきている。市役所、大型スーパー、電気店、総合病院に映画館、パチンコ、葬儀屋、魚屋などの商店街。この町の構造が何もかもかここでそろってしまいう、そうなっているんだろう。旧街道は狭すぎるので、「すいとぴあ」へ抜ける道が、ちょうどいい少し広い二車線の広さがいんだろう。特に飲食店が多いのがいい。ここに来ればどこかで食事ができるから、家族が寄りつく。いい町造りだ。
ここから北に、帽子をかぶったような円筒形の「すいとぴあ江南」57mのタワーが遠望できる。堤防を上がると周りは桜並木だ。それももう咲き始めている。そうか、桜祭りの看板やのぼりが出ているではないか。結構子供連れやご婦人のグループが多い。
このタワーの最上階には、展望風呂がある。沸かし湯だが、ここからの展望は実にいい。北側には木曽川が流れ、東に御岳から東濃から西濃の伊吹山まで見渡せる。入浴料は420円だが、午後2時からしか入れないのが残念だ。畳敷きの娯楽室は無料だという。ランニングのイベントによく使った。汗かいてここでよく飲んだものだ。
ここから河川敷に下りる。下流に向かってずっと先まで見通せる。途中ウグイスの鳴き声が実に音程確かにたくさん鳴いていた。とにかくこの声が聞きたくて、今日はここまで来た。途中で堤防の南側に、ガラス張りの三角の屋根が見える。これがフラワーパークである。このロードは歩行者と自転車しか入れないから、ウォーキング、ランナー・自転車は子供乗りからロードレーサーまでがセンターラインを分け合って往来している。
遠くに雪をかぶった伊吹山が見える。左側は堤防、右側は河川に生えた
枯れた藪の間から見え隠れする木曽川を快適に走る。思いやり橋・河田橋の下をくぐると、遠方に「いちのみやツインアーチ(138m)」が見えてくる。野鳥公園の手前で、一旦案内板に従いサイクリングロードへ誘導される。アーチを過ぎると今度は堤防に上がる。ここからは西濃の山々や、金華山を見ながら走る。
これから先は、国道22号(名岐バイパス)・JR本線・名鉄本線・県道名岐
線の下をくぐり、玉ノ井の堤防道路に出る。ここから車道を南下する(ご注意)。尾西から先は、また河川敷に下り、新幹線の下まで走られる。将来は犬山から河口までできるらしい。これは期待したい。
マムシ注意の看板が所々にある。芝生に座って弁当なんてしない方がいい。だが相変わらず茂みからウグイスの声が聞こえる。
今日はこれで帰るので、起町から一般道に入り、美濃路街道を伝って萩原に入る。小さな商店街に「岩田屋」という食堂がある。ここのワラジという、ドでかいカツライスや味噌カツ丼は名物で、とにかく面積がデカイし、厚みは靴のカカトぐらいある。満腹状態でマウンテンバイクにまたがると、腹がヅツない(くるしい)。
疲れと満腹とのどかさで、どこかの公園で昼寝をしたいほどだ。いい春をたくさん見つけてきた。
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