日本産が好きだ。日本旅行が好きだ。

2011-11-07 11:48:03 のニュースである。

―――アメリカに輸出された韓国産のカキから食中毒の原因となるノロウイルスが検出されましたが、アメリカでの流通過程で汚染された可能性が高いと見られています。
最近、アメリカ西部で韓国産のカキを食べて3人が死亡し、アメリカ食品医薬局が調査した結果、ノロウイルスによる食中毒で死亡したことが判明しました。
アメリカ食品医薬局はこのカキを流通させたアメリカの業者に対して輸入したカキを廃棄するよう勧告し、業者はこの勧告に応じて韓国から輸入したすべてのカキを廃棄しました。
今のところ韓国の産地でノロウイルスに汚染されたのか、アメリカでの流通過程で汚染されたのかは明らかになっていませんが、カキの養殖地の韓国南海岸の通営一帯はアメリカ食品医薬局が清浄海域として公認しているところで、韓国はもちろん他の輸出国でもノロウイルスに汚染されたとする報告はなく、アメリカの流通業者の不注意で流通過程で汚染された可能性が高いと見られています。
韓国の養殖業者はアメリカの流通業者と共同で、流通過程に問題がなかったかを徹底的に調査することにしています。―――

かねがね韓国と中国の食材には、不信感を持っている。今回のニュースでもそう疑われても仕方がない過去の事例が多すぎるからだ。毒入り餃子でもそうだが、国揚げて原因は日本だと言い切っていた。要するにこういう国だということだ。私はスーパーでも必ず産地の確認をする。高くても国産を買うようにしている。たとえ好きなキムチであっても日本産キムチを買う。人糞入りを疑われるキムチは買わない。

友人がよく中国、台湾、韓国の旅行を勧めるが、行く気にならない。もし行くとしても国内旅行をしてみたい。まず安心なのは、言葉が分かる。食の安全、身の安全は国内に限る。しかも知らない日本がまだまだたくさんあるからだ。

道端に寝ていても、身は安全である。さくら道ウルトラマラソンで２６時間１６０ｋｍ走った時は、空き地やバス停で無防備な状態で寝ていても被害はないしかえって心配してくれる。だから今も生きている。ブラジルに移民した姉が帰ってきたときに、「リオの早朝、町をジョギングしたら素晴らしいだろうなァ」と言うと、「まともな体でに帰ってこられればいいが」というほど、海外、とくに中南米というのは安心できない。

中国に今も駐在員として向こうにいる友人にこの話をすると、中国で赴任した当時、喜んで走っていたら、何度そんなに辛いこと、腹の減ることをやるのかと言われたという。

別の知人が長いこと駐在員をしていた中国から帰ってきた。テレビで旅人がよく町の小さな食堂に入り、いろいろ食べるシーンがある。気になっていた食の安全の話をすると、これはあらかじめ下調べを十分にして、しかも食堂と食品を、現地をよく知っている案内人によって、確認して放映されているという。これを見た安全ボケした日本人が出かけて行ってひどい目に合う。

帰ってきた駐在員は、一度として不用意に知らない食堂に入り食事をすることはなかったという。入る時は会社の指定した食堂のみであったという。

現地をよく知っている人がそう言っている。日本は１００％安全かというとそうでもない業者もいる。昔一宮に竹の子屋という竹の子の業者があった。この会社が中国産の竹の子を熊本産だと偽って販売していた。発覚する前はそれは立派な豪邸に住んでいたが、いまその豪邸は老人保養施設になっている。しかも天と地の暮らしをしている。その豪邸の前をよくマウンテンバイクで走り抜けるてい。

話が支離滅裂だが、要するにツアー旅行なら安全はある程度保障されるが、一人旅が出来るほど安全ではない。そしてそこに住んでいる人らの、罪悪感がまるっきり欠落している。

平和ボケ、安全ボケしているのかもしれないが、ワタシャ日本国内の旅行の方が好きだ。今どきの中国韓国旅行の費用からすると、中国旅行２９８００円で４泊５日、国内旅行の１泊２日、２９８００円と、雲泥の差がある。でもそれでいい。安ければいいというのではなく、高くても安全な方を選びたい。

ワシは日本産が好きだから。