竹田城ってご存知?
恥ずかしい話が私自身竹田城を知らなかった。今回旅行の幹事をしてくれたマイタウンさんは、郷土史家で大変歴史に詳しい。その方がここを推奨してくれたのが今回の旅行先である。
クラブツーリズムという旅行社のパンフレットのタイトルが、「日本のマチュピチと呼ばれる秘境の地へ・竹田城跡から眺める360度の絶景【2日間】」
これです。日本のマチュピチという、マチュピチが分からん。調べると、一度や二度テレビで見たことがある風景が出てきた。「空中都市」「空中の楼閣」「インカの失われた都市」などと雅称される。画像をお借りします。日本のマチュピチは、兵庫県朝来市和田山町にある。
何でここまでできるんだろう。膨大な岩石と、どうして持ち上げたは不思議な巨大な岩石を積み上げて城の石組みとなし、築城した。行く前からどんどん夢が広がってきた。
でもずいぶん距離がある。6月2日名古屋駅裏をAM8:00に出発、1日目は鳥取砂丘と「日本の滝百選」に入る猿尾滝という名瀑である。現地に着くと細い流れの川を伝い少し登ると、細い滝が目に入る。曲がりくねり、上部で三段になっているようだ。滝を覆い隠すように新緑が美しい。紅葉ならばなお美しいだろう。
この近くは火山が密集していて、いたるところに温泉があり、噴火した土地独特の黒ぼくという黒い地表を見せている。宿泊先はブルーリッジホテルで、周りは何もない。冬はスキー、夏はスポーツの合宿で、普段は保養地になるようだ。
ただひたすら飲んで、ひと部屋に集まり遅くまで話し込む。翌日はいよいよ松田城である。観光バスを途中でマイクロバスややジャンボタクシーに乗り換えて、城門にたどり着く。しかしここからは20分ほど歩くことになる。遠くからも木の隙間から城の壮大な城跡が見え隠れする。ここまででひと汗かいた。
ガイドは実によく勉強していて、話がうまい。階段は戦国時代を象徴して、実に登りにくく、いまだに難攻不落の築城に苦労しながらガイドの後に続く。足元を見て登れば、上から敵に攻められる。足元の石組みは不ぞろいで、ここに来た高齢者を泣かせている。展望は360度見渡せるて、標高353,7m。ちょうど岐阜の金華山ぐらいの高さに、驚くような基礎石を持ち上げて築城した。かかった期間は13年だという。どこから見てもその石組は美しく、力強い。
ここの農民は築城のために田畑を耕作できなかったので、築城後松林になっていたという逸話が残っている。
名古屋から一目散に来ても約400km、五時間はかかる。それからこの城は落とせない。駐車場には、愛知県ナンバーを見かけなかった。ここはツアー旅行でないと無理みたいだ。
久しぶりにいい旅行をした。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。












コメント