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2012年7月26日 (木)

一人旅がしてみたい、どこか遠くへ

ワシ、ちょうど70歳になった。
フト、一人でマウンテンバイクで旅に出たくなった。
拘束されるものは何もないから、安心して出かけられる。
オレの人生を顧みながら、思いのまま、出会った人と話し込む。
ボ~ッと、何も考えずに、走ってみたい。
スケッチをしながらでもいい、写真を撮りながらでもいいし、久しぶりに一句ヒネってもいい。時間には余裕があるし、泊まる宿なんか決めていない。行きついた居酒屋で飲んで素泊まりをする。時々うまい店があるなら、そこで飲み潰れてもいい。

今まででも、たった一人で、クマの出るような森をかき分けて、マムシに出会って飛び上がりながら山を走ってきた。この尾張平野から見える山はほとんど走ってきたから、頭の中でその景色が走馬灯のように浮かんでくる。一人で何も考えずに自然に浸って走ってみたい。
あの頃に戻りたい。せめて気持ちだけでも。
残された人生を楽しみたい。
チョット待てよ、マウンテンバイクで行くなら、パンク修理の練習をしておかないとひどい目に遭う。腰が痛いのでマウンテンバイクを買った直後に、うれしさのあまり走り回っていた。だが家から2kmのところで早くもパンク。痛い腰を抱えながら、マウンテンバイクを引きながらの苦行は忘れられない。今までもう5回パンクしている。しかも釘が3回、こんなのが刺さるか?というほどの5寸釘の折れたのが1回、ホチキスの針が1回。この時は一番遠くて、6kmを歩いて途中何度も休憩してポパイという名の、通いつめたるサイクルショップまで、引っ張ってきた。タイヤに食い込んだ釘が見当たらず、よく調べたら、小さなホチキスの玉(針)が申し訳ないというように隠れて刺さっていた。
そうだ一人旅にも予行演習がいる。
だいたいトヨタのセールスマン時代から、営業部門で車の修理なんかしたことがないし、車屋でありながら車に興味のない機械音痴。せいぜいわが家を中心に半径3kmをグルグル回るのが今までの一人旅。どこで雨が降ろうが、すぐに帰られるから。
ヨ~シ、おっさん早速練習開始するぞ~っ。

これって、なにか余命の宣告を受けたみたいだし、遺書みたいだし、追憶の旅をするようだが、、なかなかおじさんはしぶとい生物だから気にしないで。気になるのは、腰痛ぐらい。マウンテンバイクに乗れば、ママチャリのスピードよりゆっくりで、花鳥風月を楽しみながら、風と話したいだけさ。
アンチアンチエイジングの人生を目指しているから。
免許証には臓器全部提供と宣言している。ただし飲ん兵衛な私の肝臓は使い道がないし、足の遅い私の足周りの器官はお勧めできない。
もし途中で遭難して白骨になれば、頸椎を手術した時に入れた、チタンが決め手になるから身元は直ぐに判明する。

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