引き売りとうふ屋が来た
♫ト~フ~、トフ~という、昔ながらのラッパの音が聞こえてきた。家内にすぐ止めろと叫んだ。
実は先週これを止めようと思っていたが金がないので、金を取りに行っている内に逃げられた。今度は逃がさんぞ~ッ。
とにかく暑い時には冷奴に限る。しかも絹ごしなんてナマッチョロイのではなく、カチカチのトーフが好きだ。できることならば、歯が立たないような、荒縄で縛っても崩れないような頑丈な豆腐がいい。母袋豆腐のようなものもいい。これはスモーク豆腐か。一度郡上の「母情」という酒の銘柄の平野醸造さんに寄った時に、女将さんにごちそうになった豆腐が、いたく気に入った。まるでチーズのような豆腐を始めて食べた。ここの女将さんは、今ではもう80歳を超えているのだろうか。とにかく元気で、覇気があるし、歯切れがいいし、郡上の女性のリーダー格の人だ。10歳ぐらい年下の私が惚れ込んでしまった。女優でいうならば、草笛光子、越路吹雪、京まちこのような気性の人だ。
岐阜市内で「酒蔵の集い」というイベントがあり、ただの飲ん兵衛として参加した時に出会った。以来交友を続けてい る。ここの女将さんからマラソンクラブに「母情」と書いたTシャツを20着頂いた。これに、わがクラブのマークを入れたTシャツをクラブ員に配布し、この内一着をこの店に感謝のしるしに送ったら、今でも店頭に額に入れて飾ってある。
クラブで下呂の旅行をした帰りに、この店の寄ると伝えたら、女将さんが何を勘違いしたのか、マラソンクラブだから走ってくると思い、しかも宿泊すると思い込んでいた。だから風呂を沸かしていて下さるやら、寝る場所まで作ってくださっていた。この時、豆腐とかそうめんと、店頭の冷蔵庫にある酒を10本ほど並べて、好きなだけ飲んで行けと歓待された。さすがに飲ん兵衛クラブでも、酒蔵には勝てなんだ。お蔭でベロベロになって帰った来た。この時の豆腐がどうしても忘れられない。
今日来た若いイケメンの2人の男性が、軽快な会話と笑顔に、私は惚れた。おそらく家内も惚れ込んだに違いない。毎週この近くに来るというから、毎週買うから寄ってほしいと頼んだ。この豆腐は、一宮の若竹から軽四輪で来ている。その名も、「OTOUFU FACTORY ISHIKAWA 豆蔵」とある。豆腐や、お揚げさんや、寄せ豆腐、豆腐のタレなどがある。家内は寄せ豆腐、私はできるならば芥子入りの丸い、冷奴用の豆腐が欲しかった。昔これが好きでね、お袋にねだって買ってもらっていたのを思い出した。
なかなかいいデザインの軽四輪で、気に入ったぞ。近所に宣伝しておいてやる。
この時の豆腐は、熱いご飯の上に載せて、ネギとかつお節、一味唐辛子にしょう油でガツガツ食べた。
この写真は本文と全く関係ありません。花の写真を、PCのフォトスタジオで「変換・効果・強調」を繰り返していると、こんなアートな写真の換わります。こういうのをパソコンの壁紙に使っている。
友人の顔写真をイタズラに、顔の真ん中を、ボコッと殴り、陥没したように変換して送ったら、肖像権の侵害だと叱られた。東京スカイツリーなんか、簡単に捻じ曲げられるよ。朝顔のツルのようになる。
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