昼飯に、馴染みの店に行きたくて
最近家内が退職してから、昼食はわが家ですることが多い。この方が小遣いを使わなくていいが、少し寂しいのは、好きなものや、馴染みの店になかなか寄れなくなってきたことだ。
いろんな店がある。中華料理の「キョンキョン」のハバネロラーメン。とんでもない辛さだが、その割には味がとてもいい。もう店の皆さんとは顔馴染みになっている。だが潰瘍手術をしてから辛い物から遠ざかっているのが残念だ。前を通るたびに入りたいという衝撃にかられる。(一宮市内)
「テキサス」という、およそラーメン屋とも思えない店の味噌ラーメンなんかは、ニンニクがそのままゴロゴロ入っている。店を出るときに、席を立つときに、「ありがとうございました。お気を付けて」と言われる。扉に立つとき、扉を出た時にと、三回、同じように声をかけてくる。この挨拶ひとつで、夫婦二人でやっているが、いつも満員である。(一宮市内)
岩倉市内の「ベトコンラーメン新京」の人なつこい、やたら元気な女将さんにも会いたい。たぶんここに来る客のほとんどが、このチン丸い女将さんに惚れこんでやってきている。ワシの息子を学生の頃ここに連れてきたことがある。そのときに、いきなり女将さんに、「あんた学生さんかい、なら卒業するまで親にたてつくな」とガツンと言われた。これ以来帰郷するときは、いつもここに連れて行けという。
まだある、一宮市内の「カド丸食堂」小さな店のオババにも会いたい。腰が曲がってもう80歳になるだろう。丼ぶり物でも頼んでビールでも取れば、つまみが出るし、帰りには果物やヤクルトの飲み物がタダで出てくる。小さな店だが、品数が多く、よくこんなに作れるなァ、と感心する。も少し品数を減らしたらというが、働くのが好きなんだという。恐れ入りました。一宮では2~3番目に古い店だ。
一宮市内の「日の出寿司」のおかずがズラッと並んだ一膳飯屋がいい。昼間っから昔、繊維関係をやっていて、ここで商談をしたんだろう店主が、あの頃を思い出して飲んでいる。店のオヤジは2時のなると、店をほったらかしてパチンコにすっ飛んで行く。
市内の「角屋」は珍しく昼間の串カツ屋で、味噌の中のオデンやらトンチャンがグツグツいい 匂いをさせている。名古屋名物になった味噌玉も入っている。(味噌おでんの中に入った、赤味噌色したゆで卵、これが名古屋名物になっていることを名古屋駅コンコースにあるキヨスクで知った)
串カツを味噌の中に投入してご飯の上でトントンして、味噌を吸ったご飯がまたうまい。
チェーン店でこの尾張には、どこにでもあるうどん屋の「どんきゅう」にも行きたい。ここでは「桜エビのかきあげうどん」と「じゃこめし小丼」。これ以外この店で食べたことがない。丸い直径6~7㎝厚さ3cmの「かきあげ」がうどんに乗ってっている。これに七味唐辛子をドカンと乗せて食べ始めると、かきあげがドンドン溶け出して、味に深みが出てくる。しかも「じゃこめし」には、ジャコに天かすと青シソが乗り、汁が少なめにかかっている。汁があまり多いと汁掛けになってしまって食べにくいが、ほどほどでちょうどいい感じ。顔馴染みではないが、いろん支店に入る。
一宮市内をマウンテンバイクで走っていた。今日は、どこに行こうか信号任せでたどり着いたのが、ブロンコビリーである。最近ハンバーグを食べていない。ここを通るたびに大きな「がんこハンバーグ」の垂れ幕が気になって仕方がない。今日そのチャンスが来た。入ってメニューから「がんこハンバーグ」を注文した。これにはスープ、サラダバー、ご飯は全部お替り自由というのでびっくり。さっそくサラダを取りに行き、意地汚く皿に載せた。
サラダを食べ終わる頃、ハンバーグが来た。その大きさに驚いた。通常の三倍ぐらいで、およそ30 0gという。それを店員が切り分けてくれた。食べ始めていかに愚かな注文をしたか気が付いた。鱈腹(たらふく)状態になるのに時間はかからなかった。大体普通のハンバーグって、どのくらいの目方があるだろう。パソコンでハンバーグのレシピを調べると、大よそ一人前が100gぐらいである。やはり三倍はあった。今のワシの胃袋では多過ぎた。(反省)
帰り道、マウンテンバイクに乗ると、腹がつかえて、気持ち悪くなるほどだった。夕飯がとうとう食べられなかった。(情けない)
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