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2012年10月29日 (月)

旅日記・北海道756kmぶっ飛ばしの旅

3泊4日の旅で、49,900円という旅は忙しかった。名古屋を出発したのが22日、14時15分である。初日千歳空港に着いたのが、15時55分。それからいきなりバスで165km走っていたらもう真っ暗であった。

ホテルにつたのが19時。こうなると食事して風呂に入りそれで初日は終わる。食事はバイキングで、最初だから珍しさも手伝い、カニカニと皿に盛った。でもズワイガニなんだろうか、頭がない足だけであるから、紅ズワイとたいして変わらない。それにしても足が細い。ヒョットして市場に出しにくい代物ではないかと疑問を持ったのは、3日間ずっとそうだった。

23日、朝は朝ぶろから始まった。朝からバイキング。朝はそんなに意地汚く食べられない。酒飲みの朝食という感じで、お粥さんと梅干、胃に優しいノリやとろろを食べ、ミルクを飲んだ。ただミルクは本土より濃厚であったので2杯飲んだ。

2_3 1_2  9時にバスに乗る。今日は降雨率が一番高い90%であった。然別湖、十国峠は小雨で、銀河流星の滝(写真右)はもう吹き荒れていて、滝が踊っていた。肝心な黒岳のロープウェイは、私たちが乗る寸前まで土砂降りだったという。幸いここから曇りに変わっていった。5合目では風は強かったが、雪を被った山道から見る黒岳など十勝連峰は見事であった。(写真左)

この日は16時にはホテルに入った。翌日は8時スタート。だからゆっくり何度も風呂に入る。この頃はどこのホテルも冷蔵庫は空である。しかもホテルの近くにコンビニがあり、酒を堂々と持ち込める。食事時は持ち込めないので、お茶のペットポトルに焼酒を水で薄めて持ち込んだ。これで酒はタダ。なにしろ貧乏人の駆けずり回る旅だから勘弁してちょ!

24日、小樽で海鮮どんぶりが食べたくて、地元の昆布屋で情報を聞いて入ったのが、万次郎。小さな店だが鮮度がいいのと、地元の店員やバスの乗務員が利用していた。6品から3品を選んで丼にしてくれるというので、家内3品、私が別の3品。家内と私がこれを載せ替えて、6品の海鮮丼に仕上げて食べた。本当はうに丼を食べたかったが、ウニには旬があるらしい。ガイドに今はまずいと言われていたのでやめた。とにかく寿司屋ばかりである。

小樽の倉庫が並ぶ運河は、この私でも知っているほど有名だが、そこに流れ込む行き止2_2 まりの長さ500m?ぐらいの用水に鮭が入りみ、必死に上流のない用水を泳いでいた。なんとなく哀れになってきた。この用水の入り口に鮭に「ここはクマがいるからサケなさい」という注意書きが必要だ。(写真左) 

この河口に近い川でサケが捕獲できない理由を探した。出てきた。http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/ggk/ggs/turi-r-m/rule_p11.htm
これをご覧あれ。いろいろ規制があった。

最終日の25日は、ウトナイ湖で白鳥(写真右)を見学というが、もともとこの白鳥は5 ここに居ついてしまった白鳥らしい。これで、「さらば北海道」となり、名古屋に着いたのが、スコーンと晴れた13時10分。だから今日1日はまるで移動の時間であった。バスの総移動距離は765km。食事の感想は、もうバイキングなんて見たくもないというのが心境。朝晩はバイキング、昼食は一回だけ丼が出たが、あとは自前という。これで紅葉が見らえれば納得するが、う~んと、ただうなるだけだった。

最後の旅の昼食は、一刻堂のラーメンと生ビールがなにかホッとする食事になったのが、不思議な気がする。

この旅で、北海道に期待していた食事は、カニ、ジャガイモ、トウモロコシ、刺身。なんとなく不完全燃焼した思いだ。

  • カニへの不信感、毛ガニなんか、あれほど小さな毛ガニは、手でつかむと、痛くて食べられない。写真よりも、ものすごく小さい。カニはズワイでなく、紅ズワイではないかと思う。不信感を持たれるような細身のカニだ。もしズワイだったら、出荷できない代物を足だけにしたと思われても仕方がない。
  • ジャガイモがなぜか水っぽいのはなぜだ?これは外国産ではないか?本場のジャガイモとバターのおいしいのを期待していたのに。
  • トウモロコシはサラダに出てきた小粒に分解されたもので、一本かじるという思いは観光地でしかなかった。以前草津で畑の脇で食べたトウモロコシのあのうまさを期待していたのに。
  • バイキングに出てくる刺身は、この尾張の一膳飯屋と変わらないほど、腰砕けの柔らかい刺身。入れ歯ガタガタの年寄りにはいいが、ワシは大いに不満を持った。

そう考えると、あまりにも安さを求めた挙句、ホテル側が地元産では値段が合わないから、外国産で勘定を合わせている感じがする。今マッタケ狩りに行くでしょう。たまに見つけたマッタケが、抜いてみるとメイドインチャイナと書いてある。書いてはいないが、これは本当の話。サクランボの産地の土産を買ってきたら、外国産だったと聞いた。

高金を払って疑いもをつなんて、なんとなく寂しい。 

旅行会社の値段攻勢に押されて、値段を合わせた料理を出しているより、もっと真剣に勝負をかけてくるホテルがいてもいいのではないかと思った。 

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