引き売りの豆腐屋さんがやってきた
最近この近所に懐かしい、「ト~フ~ト~フ~」というチャルメラの音が聞こえてくる。これってチャルメラなんだろうかラッパというんだろうか。それは知らない。屋台ラーメンは、「ソラシーラソーソラシラソラー」である。
昔はリヤカーであったり、運搬車というゴツイ自転車で、スタンドなんかは、一度立てたら絶対に倒れない代物だった。この荷台にブリキの1斗缶に水を張った中に豆腐が入っていた。それを手ですくって、鍋を持って買いに行った。各家庭から子供や、主婦が飛び出してきたものだ。
懐かしさに飛び出したら、一度は逃げられた。お金を取りに行って出てきたらもういなかった。逃げた獲物の悔しさで、今度は捕まえてやろうと思ってた。どうも豆腐屋さんのコースがあったようで、我が家の手前で南下して行ったようだ。
いつも月曜日の午後3時ごろに来ることが分かったので、張り込みをしてやっと捕まえた。私は豆腐が好きで、出来るならば、固めの方が好きだ。縄で縛りつけたような豆腐がいい。
丸い豆腐で、芥子が真ん中に入っていて、青ノリが降りかけてあった。これをキンキンに冷やし たのがまたいい。でも今日来た豆腐屋にはそれがなかった。
軽四輪で荷台は保冷のショーケースで、開きガラス戸を開けると、商品が並んでいた。ここには大豆食品が保冷されている。
店の名前は「おとうふ工房・いしかわ」で、運転してきた2人は、なかなかのいい男である。http://www.otoufu.co.jp/
商品は、私が好きな固めの木綿豆腐。その他は湯葉豆腐、山芋豆腐、極上絹ごし豆腐、またいろんな豆腐がある。油揚げ、がんも、厚揚げ、おから、パン、プリンなど。
今日買ったのは、固めの豆腐一丁、大豆ハンバーグ、新製品はとろける湯豆腐の素である。これを切った豆腐と、この湯豆腐の素を入れると、白く濁ったら食べごろ。豆腐の後に肉を入れてシャブシャブにすると、なんと固めの肉がやわらくなるという。わが家向きではないか。いつも固めの肉しか食べていない。この湯豆腐の素の原料は、食塩と重層と書いてあるから自分でもできそうだ。
今夜が楽しみだ。
その夜、土鍋の中の固めの豆腐がグズグズ柔らかくになったころ野菜を入れて、安い肉を入れたら、アハハハハ~ッ!ザマーミロ的な味になっているではないか!
これはこれから寒くなるので、鍋にいい。
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