ドギーバッグって知っていますか
要するに、気持ちが悪くなったら、ゲロする袋のことだ。
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阿川佐和子さんが、アメリカのタイ料理店で料理を持ち帰りたいと申し出たら、ウエイトレスが紙製のボックスを何個も持ってきた。それらをテーブルに並べ、大皿に残った炒め物、春巻き、カレーなどを一つずつ、ボックスに中に詰めていく。その時トムヤンクンという、まるっきりの汁物も食べ残していたが、スープが入った鉢を持ち上げ、ボックスめがけてザザッと一気に流し込んだ。仰天している私に向かって、ニコッと笑って、「大丈夫。内側にロウがコーチングされているから漏れないわよ」という。この便利なドギーバックがどうして日本に広がらなだろう。
ところが調べるチャンと普及委員会まであるではないか。
――ドギーバッグとは、外食した際に食べ切れなかった料理を持ち帰るための容器のこと。アメリカなどで、「犬のエサにする」という口実で持って帰ったのが語源だという。長引く不況の影響とエコの観点から、日本でも昨年秋ごろから、このドギーバッグが注目を集めている。
販売元のレアック・ジャパンによると、ドギーバッグの販売を開始したのは2008年10月。デザイン雑貨の製造、販売をしている同社は、これまでもカラフルでスタイリッシュなマイはしやエコバックなど環境に配慮した商品を扱ってきた。そこで、日本の食料自給率が約40パーセントと低いにも関わらず、残飯廃棄量は世界一という現状の解決策として、欧米では定着しているドギーバッグの習慣を新たに取り入れたのだという。プラスチック製のドギーバッグは折り畳んで携帯し、洗って繰り返し使用できる。――
http://doggybag-committee.com/controller/index.php
先日北海道に行くときの飛行機の中で、前ポケットに収納されている、ゲロバッグ(気分が悪くなったときに使用する=いわゆるゲロするときに使用)を頂いてきた。それには、「屑物入れや気分の悪いときに、ご利用ください」英語では、
「Waterproof Disposal Bag」と書いてある。これも防水だ。中国語には「防水垃圾袋」とある。韓国語では「방수 쓰레기 자루(少し綴りが違う) 」で、「防水(放水)ゴミ袋」です。放水と防水か。でもさすが中国は漢字の親戚で、日本人でも大方解釈できる。グーグルのエキサイト翻訳で調べると、米も中も韓も「防水ゴミ袋」と出る。これがドギーバッグと同じ原理だ。
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先日息子が、私の70歳の誕生日に、日頃行ったことがない中ぐらいの高級料亭。私らからすると高級だが、世間からすると中ぐらいという見方の違いである。
6800円の懐石料理を頼んだら、食べきれなかったので、意地汚く持ち帰ることにした。その時、店員に頼んだら、パキパキ音がるするパックを持ってきた。これをAーPETといい、ポリエチレンテレフタレート製の非晶性シートですとある、という。要するにタマゴの入っているパキパキする透明な入れ物だ。
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これがきれいな、パックなら胸を張れるが、中身が丸見えのパキパキするパックでは、高級料亭の名が廃る。「アハッ!あの人、天ぷらを持ち帰って行く」と丸見え。
ワシラーのマラソンクラブの旅行では、宴会の残りは、かき集めて必ず部屋に持ち帰り、二次会をやる。この場合は皿で堂々と運ぶ。この時には勢いがある。皿は洗えばまた使える。資源がないから物を大事にしたい精神はここで生きている。
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コメント
ドギーバッグ、アメリカでは普通に使われてます。私もお友達や家族とお食事に出かけると、いつも食べ切れなくてドギーバッグに入れてもらってお持ち帰りしています。日本に帰った時妹と食事に行った時も食べ切れず、ドギーバッグを頼もうとしたら妹に止められました。食べ物を粗末にするということは私の考えではありえなかったことなので驚きました。今回、NYがサンディーにアタックされて、電気が使えなくなり、ヒーターも使えなくなり、お店もしまってしまい、とても不便な思いをしてまた、色々と考えさせらました。冷蔵庫の食べ物はほとんどダメになってしまって、とてもショックでした。食べたくても食べられない人たちがたくさんいる中で目の前にいつでも食べ物があり、余ったら捨ててしまうというのはとても悲しいです。。。食べ物があるということに人はもう少し感謝をして無駄をなくすように努力できるといいですね。
投稿: NYC | 2012年11月 7日 (水) 06時25分