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2012年11月 4日 (日)

ごみ箱がない

先日北海道に行ったときのツアーバスには、ゴミを入れるところがどこにもない。通常観光会社がエチケット袋というナイロン袋を前のシ-トの網袋に入れてある。それがない。

ガイドが言うには、バスから出たゴミは産業廃棄物と同じで、有料で引き取ってもらうことになる。その経費節減のためだという。そこでバスで出したゴミは各自が責任を持って、処分してください。処分方法まで説明してくれた。旅館やホテルに置いておけばいいという。ゴミは旅館やホテルが処分してくれます。要するにゴミの処分を転嫁しただけの話だ。後日グルメツアーに参加した友人に聞くと、グルメのバスですら同じゴミ入れがなかったという。

外国人が日本に来て驚いたのは、街にゴミ落ちていないという。しかもゴミ箱がないのに驚くという。自分の出したゴミは自分で処理するエチケットが、近年日本では習慣になってきたのが驚異に思えるらしい。

先日中国の国慶節(10月1日)の模様を放映していた。日中関係がこじれているので、観光客は日本をあきらめて万里の長城などへ押しかけた。この広大な長城が満員であった。そのあとに残されたゴミが半端ではない。それほどまでに捨てるかというほどの散らかりようだ。中国の大手企業の社内の廊下でも、何でもかんでも捨てて行く。これはもうマナーでもなく、中国人の体質で、生まれてからそういう捨てるマナーを身に付けてしまっていて、ゴミの中で生活しているから、何とも思はないのだろう。中国はゴミ国家だ。

私が早朝ラジオ体操に行く陸上競技場(九品寺公園)では、10年も前はゴミ箱があり、その周りは溢れんばかりのゴミだった。そこで管理人に、一度ゴミ箱を出さずにおいたらどうなるかやってみたらと提案した。管理人は、いたるところがゴミだらけになるという不安を持ったらしい。だが決行した当初はゴミ箱があった近くにゴミが出していたが、だんだんと減り、今は全く捨てられてない。

日本の場合は、まずゴミ箱に捨てるといいう習慣がある。ゴミ箱がないと迷いが出る。なければ持ち帰る。ところが中国はゴミ箱なんてあってもなくても捨てるから、もしゴミ箱を置いたらどうなるか、その時の反応を見てみたい気がする。ヒョットして、ゴミ箱を持ち帰るというようなことをするような気がする。

朝ラジオ体操に来る人らが、観覧席にあるわずかなゴミを片付けている。だからいつもキレイである。キレイならが捨てにくいという逆の心理が働くからだ。

公園の東屋にベンチがある。ここにホームレスが住み込んでここに来る人が嫌がる。そこでベンチに一人が座る余白を作り、ひじ掛けや座るところに10cmほどの高さの仕切りを入れた。こうすれば布団敷いたって凸凹するので寝にくくなる。これで案の定ホームレスが寄りつかなくなった。

猫を追うより皿を引けだ。逆転の発想である。

でも観光バスのは、旅館に処分させるというコスイことをやっている。お互い観光客で飯食っているんだから、痛み分けしないと…バス会社さん、チョットえげつないような気がする。

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