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2012年12月 6日 (木)

名古屋駅駅弁事情

私のメモのファイルの中をかき回していたら、「名古屋駅駅弁事情・一業者16種類の弁当しか販売はできない。(テレビニュース20126.27)」という書き込みが出てきた。そこで検索を繰り返したがついぞ「一業者16種類の弁当しか販売はできない」という事実に出合うことはなかった。そこで駅弁を検索していたら、下記のホームページに行き当たった。

それによると、名古屋駅のホームで販売している業者は3軒あった。
松浦商店が17種類販売している。
名古屋だるまは17種類販売している。 
JR東海パッセンジャーズが10種類であった。

16種類と記録したが17種類の間違いだったんだろうか気になりだした。それで下記のホームページを探しあて、メールで確認しようとコメントを入れた。

http://ekiben.main.jp/search/station/nagoya/nagoya.html

さて返事が来るまで、駅弁を少し調べてみたくなった。 

ソニーの電子辞書で簡単に調べた。それによると、
「駅売りの弁当の略。鉄道の駅で、乗客のために売る弁当」実に簡素で明快な答えだ。辞典の大御所広辞苑ではどうかと見ると、全く同じ回答だった。

実は駅弁には定義があった。ウィキペディアによると、狭義の意味では、駅弁とは社団法人日本鉄道構内営業中央会(以下「中央会」と略す)に加盟している業者が調製し駅構内で販売しておりなおかつ米飯が入っている弁当のみを指すこともある。」とある。ではサンドイッチは駅弁に当たらないのか。

歴史はいつごろからなんだろう。これもウィキペディアによると、「日本最古の駅弁がどこの駅で発売されたのかについては諸説あるが、1885年7月16日に日本鉄道の嘱託を受けた旅館「白木屋」がこの日開業した日本鉄道宇都宮駅で握り飯2個とたくあんを竹の皮に包んだものを発売したのが最初とされる。

昔はねェ、停車時間が長かったので、駅構内を走って買いに行ったり、「弁当~弁当~ベントベント~(ウがないのが正式)と窓越しに買っていたものだ。熱いお茶と弁当をガタガタ走る列車の中で食べるのって、本当にうまかった。揺れるから食べたものを腹の中に揺すり込む効果があるにだろうか。食べると眠くなるのも振動のせいだ。 

さてメールを入れたが返事がない。どうして「一業者16種類の弁当しか販売はできない」の回答がないまま、ブログを公開することにした。

思い出深いのは「峠の釜めし」である。私も一度だけ食べたことがある。町内の遠足で信州へ巨峰狩りに出かけた途中の土産物屋で見つけた。今日の夕食はこれですると家内が宣言した。

味はほとんど覚えていない。だが問題はこの釜である。もし駅で買ったら、どうしても駅構内のゴミ箱には捨てられないしろものだ。だがそれを持ち帰ってどうするかというと、家でまた五目飯でも釜によそって食べるわけでもない。それに花を生けるわけでもない。植木鉢にもならない。だって水が抜けて行かないからだ。ならば金魚を飼うという訳にもいかないほど小さい。尿瓶にすると跳ね返る。骨壺にするには派手すぎるという、どうしょうもない物だが、捨てられずに持ち帰るだろう。

その時の具の関する記録を探したら出てきた。 

ご飯は米、酒、みりん、しょうゆ、昆布でだしをとって炊く。具の鶏肉は甘辛く煮付け、筍、ごぼう、椎茸がそれぞれに味付けされている。ずいぶん甘いものが入っていると思ったら栗と杏であった。うずらの卵、しょうが漬、グリンピースが味付けしてある。それに小さなケースには、山ごぼうと小梅、小ナス、キュウリが細かく刻んであり、わさびも入っていた。

Tōge no Kamameshi 02.jpgなかなか手が込んでいて、値段は900円とある。

また駅弁を食べながら旅がしたい気がしてきた。コトコト揺られながらビールを飲みながら駅弁をつつく。いいなァ。

松浦商店さんからメールでご返事を頂いた。
――日ごろからご愛顧いただきありがとうございます。名古屋駅で販売している 株式会社松浦商店の駅弁は、今現在16種類でございます。販売品目は、販売者様の「東海キヨスク」様、および「ジェイアール東海パッセンジャーズ」様で選定されております。――

それ以上は聞けなかったが、だるま屋とキヨスクが入れ替わっていた。やっぱり16種類だった。

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