エンバーミングサービスとはなんだ?
私がいつもマウンテンバイクで通るところに、ある葬儀屋の看板が出ている。「エンバーミングサービス」とある。意味不明な言葉を、ウエストバックに入れているメモ用紙に書き残してきた。
帰ってから、PCで検索すると、簡単に言うと、遺体を消毒し修復して長時間衛生保存する時の技術である。歴史は結構長く、古代エジプトと言われている。要するにミイラの製造技術に至るらしい。これから言うと、ブラックジャックやフランケンシュタインの頃はこの技術が確立していなかったらしい。この二人は縫い跡が丸見えである。
日本では火葬するから、こうしたことが行われることは珍しいが、それでも年間15000人の処理がされている。リンカーンやケネディという歴代の大統領やマリリンモンローなど有名人で定着してきたという。アメリカでは95%この処理をされている。向こうは土葬であるからだ。
日本ではこのエンバーミングの説明は、ある葬儀屋のホームページからお借りすると、下記のようになる。
- 美しく修復・化粧をする。
顔のやつれ、むくみやが気になる場合。
顔や手足に変色が気になる場合。
病気の治療痕や事故による外傷が気になる場合。 - ゆとり・保存
諸事情により、死亡から葬儀まで3日以上を要する場合。
希望する衣服を故人に着せたい場合。
海外やへ国内遠方へ遺体を搬送する場合。 - 安心・消毒
遺体から2次感染の恐れがある場合。(結核、肺炎、MRSA、HIVなど)
口や鼻などからの出血や臭いが気になる場合。
日本の場合は、こういうことは医療機関がある程度処置をしてくれる。しかも火葬がほぼ100%ですので、エンバーミングが定着しにくい。でも土葬がないかというと、そうでもない。これは土葬する土地があれば県条例で決まると聞いた。「死亡診断書」を添えて役所に死亡届をすると、「火葬許可証」か、所によっては「火葬・埋葬許可証」が出る。
この愛知県でも新城市作手当たりでは出来ることを新城市役所で確認した。市の担当が言うには、中には、自宅の敷地に先祖伝来の墓があり、そこに土葬するという許可が出たという。間違って遺体放置にならないように許可を出しているという。
友人の実家は京都の山奥(南山城村)に住んでいる。ここは土葬である。土葬する場合、ご近所の当番の4人の方が2mぐらいの深い穴を掘る。彼らを山師といい、葬儀が終わり「精進落とし」という食事をする。この尾張では「お斎=おとき」と言っています。このお斎は山師が帰るのを待ってから始まった。一番大事な役柄とされていた。土葬する穴は親族は見てはいけないというので、私がのぞいてきた。
でもこういう場合もある。妹が練馬で亡くなった。 翌日は友引で葬儀が出来ない。関東という人口密集地では、この1日で火葬場がパニックになる。関東は公営でなく、株式会社「東京博善」が都内に6施設を運営している。だから空いている火葬場(支店)を探したら、新宿が空いていた。その火葬場の半径100mぐらいに、葬儀場がひしめいていた。1階は葬儀で2階がお斎の会場になる。
戦後間もなく、焼け野原になったところに、あのロキードの小佐野賢治ら(悪役)の資本が動いて、人口密集地にこの火葬場が出来たと、霊柩車の運転手から聞いた。一度「東京博善」を検索してみるとこの火葬場がいかに豪華な施設か分かるから。まるで結婚式場かと紛うほどだった。ついでに言うが、ここの火葬の方式は電子レンジだった。お棺の中には金属製の物は、スパークするから入れないでと言われた。
もう一つ、群馬県草津温泉の義兄が、12月31日に亡くなった。翌日は元旦、この草津では寺が1月3日まで休みで葬式はできない。火葬場は2日まで休み。そこで3日に火葬をしたが4日が友引。仕方なく5日に本葬をした。いくら寒い草津いえども、6日間も遺体は持たない。こういう場合に、「ゆとり・保存」という、エンバーミングが必要になる。
でもこのエンバーミングの看板を掲げている葬儀社で私の母親の葬儀をしたら、「死に化粧」がへたくそで、77歳のお袋の顔が、芸者の厚化粧になってしまった。こんなぐらいなら、妹や姪にやらせればよかったと、写真を見るたびに思い出し、悔やまれている。エンバーミングの心得「美しく・化粧をする」を忘れている。
もう少し調べると、「日本遺体衛生保存協会(IFSA)」といのがあり、専門学校でエンバーマーコースで研修をして、IFSA認定の資格と取得すると、全国の葬儀社へ卒業生を送り出すらしい。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント
今日は一段とお寒うございます。
30年前我が父の葬儀の折
葬儀屋の社員二人が安普請の我が陋屋内
キョロキョロ見回してはヒソヒソ、ニヤニヤ
しておった。
無礼千万。思い返すと未だに腹がたちます。
御母堂と同じ葬儀屋。
あぁ、やはりアソコかと合点しました。
爺いなのに執念深いのはイカンと反省。
御ブログを一から詳読し心穏やかに成らねば。
投稿: 尾張爺い | 2013年2月 8日 (金) 13時54分