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2013年4月 8日 (月)

リンチの語源

『世界の拷問刑罰史』晨永光彦著問う恐ろしい本を古本屋で見つけた。その中にこんな話が出ていた。

リー・リンチは17世紀、ヴァージニア州の判事を務めた人物。彼はその職権を乱用し、ごく軽微な罪を犯した罪人や、自分にとって都合の悪い存在を、ほとんど即決で片端から死刑台に送り込んだことで有名だった。だから裁判らしい裁判を経ないで処刑する事をリンチというようになった。

人の名前からなのかァ。

ギロチンでもそうだ。外科医のアントワヌ・ルイが設計の依頼を受けて各地の断頭台を研究し、刃を斜めにする等の改良を加えた。このため当初は、設計者ルイの名前をとって「ルイゼット【Louisette】」とか「ルイゾン【Louison】」と呼ばれていたが、この装置の人間性と平等性を大いに喧伝したギヨタンの方が有名になり、ギヨタンから名前をとった「ギヨチーヌ【Guillotine】」(ドイツ語読みで「ギロチン」)との呼び名が定着した。

これも人の名がついている。

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