ソーメンの思い出
佐渡へ行ってきて、腰が変になった。2泊3日は少し私には無理があったようだ。やっとブログ更新をする気になった。マウンテンバイクばかりに乗っていたので、歩く筋肉を落としてしまった。人間は歩くようにできていて、マウンテンバイクに乗るようになっていないことを痛感した。いま大腿四頭筋とフクラハギが痛いので、這い回っている。
暑くなるといつも思い出すのは、昭和25年前後母親の在所に従兄弟が全員集合してきた。その数は12人ぐらいである。いくら田舎でもこの数を食べさせるのは大変だったであろう。しかも一週間ぐらい共同生活をしていた。
おじいさんのお経から1日が始まる。そして御勝手に箱膳が並ぶ。昼はいつも素麺(そうめん)だった。その汁というのが生しょう油で、要するに溜りというやつ。赤みそを作る時に出る上澄みで、まるで塩汁である。子供にはとても辛く、素麺にタップリ水をつけて生醤油を薄めた。
それを見た爺さんから、「もったいない」と叱りつけられた。素麺を見るとこのことをいつも思い
出す。
在所の横には小川が流れていて、かいぼりと言って川の上下を止めて、水をかいだして小魚やザリガニを捕ってゆでて食べた。自分たちの食糧を確保していた。
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