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2013年6月25日 (火)

来たり人は町の役には就けない

私が氏子総代を受ける時にこんなことを言われた。

「来たり人(びと)」は、町内会長とか氏子総代とかには、なれない。この「来り人」とは昔から住んでいない人という意味で、それが戦前なのかどうかわからないがたぶん戦前からと思う。まさか明治なのか江戸時代なのか、まさか弥生時代ではないだろうが不明だ。何となくエリートぶった感じがしないでもない。

市内の中心部のどこの町内でも、高齢化が始まり、来り人を外したら、運営ができなくなる。私の住んでいる町内でも平均年齢は65歳を超えていると思う。町内の大改革をやり行事を徹底的に減らした。この来り人方式も止めさせた。

一宮市が戦争時代に「隣組」という歌があったでしょう。あれを実行し始めた。我が町内は3組分けてある。私の組は80歳の老夫婦一軒、80歳の未亡人が三軒、寝たきりの義母と病気の旦那を抱えている方が一軒、80歳のご夫婦には病気の息子を抱えている方が一軒。私の組は10軒しかない。

先日、市からお隣の80歳の老夫婦面倒を見てほしいと委託状が来た。マァここは以前から行き来しているから心配はない。子供が全部市外へ独立して出ていてしまっている。市内に残っているのは、親ばかりで、みんな高齢化してしまった。

小学校連区での行事もできなくなってきたのに、今頃、市が気づき始めた。

「隣組」は岡本一平作詞(作詞著作権消滅)、飯田信夫作曲で、歌は徳山璉(とくやまたまき)。 1940年(昭和15年)6月17日、『國民歌謡』で放送され、北原白秋が作詞、飯田信夫が作曲した「天から煙草が」とのカップリングで、同年10月ビクターレコードから発売された。

戦時体制において導入された制度の一つである、隣組を宣伝啓発する内容の歌であり、歌詞には隣組の利点などが歌われている。ついでに歌詞を……

  • とん とん とんからりと 隣組(となりぐみ)
    格子(こうし)を開ければ 顔なじみ
    (まわ)して頂戴(ちょうだい) 回覧版
    知らせられたり知らせたり

    とん とん とんからりと 隣組
    あれこれ面倒
    (めんどう) 味噌(みそ)醤油(しょうゆ)
    ご飯の炊(た)き方 垣根越し
    教えられたり教えたり

    とん とん とんからりと 隣組
    地震やかみなり 火事どろぼう
    互いに役立つ 用心棒
    (ようじんぼう)
    助けられたり助けたり

    とん とん とんからりと 隣組
    何軒あろうと 一所帯
    (ひとしょたい)
    こころは一つの 屋根の月
    (まと)められたり纏めたり
  • 今、超高齢化社会で、こんな時代に戻りつつある。

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