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2013年11月 8日 (金)

加工肉など、食品偽装表示でたくさん名乗りを上げてきた

食品偽装問題(しょくひんぎそうもんだい)とは、食料品の小売り・卸売りや飲食店での商品提供において、生産地、原材料、消費期限・賞味期限、食用の適否などについて、本来とは異なった表示を行なった状態で、流通・市販がなされた一連の問題のこと。事件化された件については、食品偽装事件とも言う。

食品の偽装表示は、ついに百貨店まで広がった。大手百貨店「高島屋」は、店内のレストランや食品売り場で、表示と異なる食材を使っていたと発表した。
止まらない偽装表示問題。
今度は、高島屋で発覚した。
日本橋高島屋など、5
つの百貨店と、1つのショッピングセンター内にあるレストランや売り場で、商品に、メニュー表記や商品名と異なる食材が使われていたという。

増山常務は「恣意(しい)的なものはなくですね、虚偽の表示というふうには、理解はいたしておりません。ざっと計算をいたしますと、3億円程度になるんではないかと」と話した。
日本橋高島屋で販売されていた「車海老のテリーヌ」に、実際に使われていたのは、ブラックタイガーだった。

日本橋高島屋の洋食レストランでは、ビーフヒレステーキを結着剤でつなぎ合わせた加工肉を客に出していたが、その表示はなかった。
横浜高島屋のレストランでは、メニューに「和牛メンチカツ」と表示されていたが、実際は、合いびきミンチ肉を使用。

ほかにも、「稲庭うどん」と表記していたうどんは、本来の秋田産ではなく、稲庭風うどんだったという。
こうした偽装表示のメニューは、合計62点で、その期間は最長9年以上。
2012年販売したおせちにも偽装があったという。

増山常務は「表示に対する認識の、当社の社員、ならびに、お取引先の皆様方への周知徹底が、まだまだ不十分であったというふうに、認識をいたしております」と話した。
毎年、この時期、高級おせちの予約でにぎわう人気だった高島屋。
発覚した偽装表示に、消費者もあきれ顔になっている。

消費者は「嫌ですね、ショックですよね。裏切られた感じがありますよね。なんか最初、1つだけだったのが、どんどん出てきたら、あっちもこっちもでしょう。もうなんか信じられないっていうのがありますよね」、「百貨店ですので、そういったことはないかなと思っていたんですけども、ちょっと心配になりますね」などと話した。
さらに、大丸松坂屋でも、名古屋店などで、異なる食材を使用していたことが5日、発表された。

日本橋高島屋と同じく、「車海老のテリーヌ」と表記していたおせち料理の内容が、実際は、ブラックタイガーを使用していたという。
相次ぐ偽装表示問題を受け、ほかの百貨店も対策に乗り出しているところが多い。
ニュースJAPANの取材に対し、そごう・西武では、「通常の業務としてやっている表示のチェックをさらに強化していく」と回答した。
三越伊勢丹では、「偽装がないかの調査を、引き続き全26店舗でやっている」としている。

これらはインターネットの記事をお借りしたもの。だがどうしてこの時期に一斉の、偽装表示を公開してきたか。これは企業が身を守るために、傷を浅くする生き延びるコスイ手口なんだ。みんながやれば目立たくなる。世間の目が逸れていく効果がある。しかも完全に意識してやりましたとなかなか言わない。認識不足とか、食堂部では仕入れの方まで知りませんとか、逃げる逃げる。みっともないことありゃしない。

だが逃げられるかなァ?これだけどこもかも世間の目を騙してきたら、国が黙ってはいまい(いないとおもいたい)。今度は規制が厳しくなると思う。グッチやシャレルも危ないかも。

もっとやるなら、焼肉屋、寿司屋もやるべきである。こうした食品を誰でも告発できるように、検査を受けてくれる場所を指定し、これを公表できるようにすることを考えて欲しい。もっと手早く、加工肉業者やブラックタイーガー業者の一斉査察して、販売先をチェックすればいいのに。民社党の岡田さん、イオンの米は大丈夫ですか。

みんながやれば怖くないという、希釈効果をこう解説している。

希釈効果:単独生では捕食者と出会った時に生き延びる確率が低くても、群れになれば自分が狙われる確率は減る。特に群れに子供、病気などで運動能力の劣った個体がいて、それらが捕食されれば自分は助かる確率がより増える。このように常に群れを作り自分が捕食される可能性を低くしようとすることを希釈効果という。…ということは小さな店が名乗りを上げれば、イチコロだということだ。

ムクドリの群れはハヤブサに追いかけられたとき激しく飛び回る。ハヤブサは群れからはぐれてしまった個体を狙うことが多い。これは一見すると群れが協調してハヤブサから逃れようとしているように見えるが、ハヤブサが途中で諦めて離れることはまず無い。つまり、群れを守ろうとしているのではなく、早く脱落者を出すことによって個々のムクドリが長時間飛び回らなくても済むという利点があり、希釈効果を積極的に利用していると考えられる。一方で捕食者があまりに大きすぎ、捕食者に出会えば群れの個体が一度に捕食されてしまうような場合は希釈効果が望めず、各個体は分散して生活するようになる。

希釈効果は生き延びる手段なんだ。名乗りを上げた企業の、この手口に騙されるなッ。

そこで、こうした偽物食品であると堂々とうたって、本物と勝負してきたらどうだ。松阪牛よりこちらのほうがうまいという結果が出れば、B級品で安ければ、堂々と売っていける。原価を安くするための偽装だということは、社長がごちゃごちゃウソを言わんでもみんな分かっている。

これは固形肉です。アメリカやオーストラリア産の肉は硬いが、日本の牛脂ほどよく入れれば、ほれこの通り松阪牛や神戸肉と変わりませんし、なんて言ったって安い!

但しよく焼いて食べましょうと勝負してこい。そんな店の登場を待っているよ。このほうがよほど善良だし、庶民の味方だ。

ただ原産地を中国とか韓国だけはやめたほうがいい。この国らの食材に信用できないから、産地偽造だけは許さん。

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