犬食文化
こんなニュースが流れた。――犬肉を食べる祭りは残酷すぎる、犬は人類の友―中国紙
XINHUA.JP
6月14日(金)19時46分配信
中国浙江省金華市でおととし、600年以上の歴史を誇る「犬肉祭り」が中止となったが、広西チワン族玉林市の「ライチ犬肉祭り」はいまだに行われている。
だが、人類の友である犬を食べることはあまりにも残酷ではないだろうか?13日付で現代快報が伝えた。以下はその内容。
犬肉を食べる場面は、中国の各都市で一般的にみられる光景だ。
玉林市の「犬肉祭り」では大勢の参加者が数万匹の犬の新鮮な肉に舌鼓を打ちながら、祭りを楽しんでいる。――
犬食文化は、中国や朝鮮半島のような古くからの農耕社会、或るいはアジアやオセアニア島嶼域の様な農村的社会が支配的な地域に認められる。一方、犬食が忌まれる地域は、牧蓄社会、遊牧社会、狩猟採集社会の支配的な地域と、西アジアのように、食用動物に関する宗教上の忌避が存在する地域がある。
犬肉料理としては、韓国料理のポシンタン等が有名だが、犬食の歴史は古く、中国大陸をはじめとする広い地域で犬を食用とする習慣があった。犬食の習慣は日本を含めた東アジア、東南アジア及びハワイ、ポリネシア、ミクロネシア、オセアニアなどの島々に於いて多く存在した。――ウィキペディアより
私が子供の頃、戦争で焼け出されて稲沢の母親の在所に疎開していた。ちょうどはだか祭りに時にオヤジが子供らにすき焼きを食べさせてやろうと肉を買ってきた。そこへオヤジの会社の連中が押しかけてきたので、肉を食べられてはもたんと、おじいさんとオヤジで近くで赤犬を捕まえてみんなに振舞ったと言ってていた。両方とも軍人上がりで平気でこういうことをやってのけた。みんなうまいうまいと喜んで帰っていたという。
犬のことわざには、
「犬の朋輩(ほうばい)鷹も朋輩」というのがある。犬と鷹は、鷹狩りの時、殿様に仕える同じ家来の身分である。同じ主人を持ったら、たとえ気が合わなくても同僚だということ。
鷹狩りでは犬より鷹のほうが格が上だが、主人に使える立場は同じ、いわば職場おける同僚である。同僚である以上、少々仲が悪くても礼儀や義理があるということ。
少し意味は違うが、曲解すれば、人間の古来からの家畜である。人間を主人として仕えてきた。それを食べちゃうという食文化、犬好きな私には可愛そうな気がするが。でも考えればモンゴルで馬は人と同等ぐらいにい大事にされている。これを日本人が食べちゃう。これを聞いたらモンゴル人は卒倒するんではないか。牛も田を耕しているが片一方では、どんどん食べられている。クジラでも同じだ。単なる鯨油を取るだけの国には理解できないだろう。食文化なんだなァ、と思いながら記事を読んでいた。
家畜としての歴史は、
犬…14,000~12,000年
羊・やぎ…1万年
牛と豚…9、000年
ラマ…7、000年
馬…5、000年
ロバ・ラクダ・水牛…5、000年前後
犬は人類の友として長いのだ。
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