徳利
いきなり「徳利」が頭の中に浮かんだ。
語源を探すと、意外やどこを探しても出てこない。唯一こんなことを書いているホームページを見つけた。
語源:1
平安時代に俗謡として歌われた詩に「トクトクと酒を垂(た)らして、疾(と)く持って来(こ)、トクリがなければ夜が明けぬ」と言う物があったとされ、ここでの酒をつぐときの音「トクトク」が語源になったと言う説があります。
しかし、この俗謡が平安時代に歌われたと言うのは江戸時代に書かれた書物にあるので、実際にそうなのかは不明です。
語源:2
豊臣秀吉が朝鮮?出兵の時に、日本に持ち帰った酒壺の事を、朝鮮の言葉で「トックール」と呼んでいたためにこの名前が付いたと言う説。
語源:3
この容器は見た目以上に多く酒が入るので得をするということから「利ヲ徳スル」と言う事から徳利と呼ぶようになったと言う説。
京都の山の中、南山城村に友人の実家がある。二十歳のころよく遊びに行ったものだ。当然泊まることが多かった。私らが泊まると決まって実家の親戚が聞き付けて寄ってきて、大宴会になる
ここの返杯はすごいの一言である。つい話に熱中していると、目の前に宴席の人数だけおちょこに酒が満たされて並んでいる。ここの返杯は、愛知県ではさァ飲みなさいと勧められて、自分を杯を空にして、酒を受けるか、相手に空のちょこを「いやいやまずは一杯」と勧めて酒を注ぐ。一対一での返杯が正式なルールだと思っていた。
京都のここは、自分の杯を空にして相手の前に置き酒を注いでおく。それを知ったら、休憩したいなァ、と思ったらどんどん他人に杯を回して注いでおけば休憩できる。それがどっこい、酒が強いのが多くて、どこからかちょこが回ってくる。
ここは校長の家で、来客が多いのと、正月ともなればもらい物の酒がたくさんある。正月2日間、5人で7升飲んだことがある。山の中の深夜はとても寒く、小便に外に出ると、いっぺんに醒めてしまうから、また一から飲みなおしである。こんなんだったから、兄嫁さんは飲んでいる間中、燗を続けることになる。可哀想なので火鉢で、ヤカンにいきなり酒を入れて燗をしていた。
今年は年末年始にかけて、私が氏子総代をやっている神社の行事が続き、飲みづめだった。ここに来てやっと酒が切れた感じだ。こういうのって、ビールを飲み過ぎてのビール腹というが、お茶を飲み過ぎると茶腹もあるが、酒飲み過ぎての徳利腹とは言わないなァ。
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