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2014年1月16日 (木)

シルクハットの自転車乗り

マウンテンバイクで走行中、コンビニの外にある椅子に座り小休止をしていた。

歩道をエライ派手な自転車乗りが通り過ぎた。思わず笑ってしまった。まず上から説明しよう。
頭の上の帽子は、映画でしか見たことがないシルクハット。あの円筒形の真っ黒な帽子である。これだけで笑えるのに、メガネが花粉症対策用の両目一体化したゴーグルは、このまま海の飛び込んでもおかしくない「あまちゃんスタイル」で、縁取りは透明である。

その下の鼻ひげがまた笑えるカイゼルひげで、鼻ひげの両端を跳ね上げる
逆さか「へ」字型のひげである。年のころは80歳にならんとしている。衣類がまた凝っていて、皮のコートで、手袋も当然皮製である。ズボンは細目のタイツの様なズボン、まさかモモヒキではないだろうが、これも黒。

ブーツは20~30cmのミドルブーツと言うんだろうか、その靴の先はとがっていた。これも黒。

そして自転車はというと、ママチャリで少し錆が浮いていた。ハンドルには両側にバックミラーが付いていた。話がしたくなり追いかけたら、踏切の遮断機で離されてしまい見失った。ザンネ~ン。

思い出した。昔、サイクリング車が流行し始めたころだ。小坂和也が「サイクリング、サイクリングやっほ~やっほ~♬」と歌っていたころだ。貸自転車はどこの自転車屋でもあった。そんな頃マイカーを見せびらかすように、バックミラーが4つも付いていて、携帯ラジオを装着して走り回っているオジサンがいた。子供らはワッと集って「すげ~、かっこいい」と褒めたたえた。

今日の「カイゼルひげ・シルクハットのおじさん」は、あの頃の生き残りか、絶滅危惧種に登録したくなる人だった。いやはや楽しませてもらった。

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