石の灯篭が火を噴いた
氏子委員の一人が草取りをしていたら、幅1m高さ180cm奥行き30cmの石のロウソ
ク立が突然火を噴いたという。そんなばかな、芯が燃えてもロウは燃えないものだ。
「そのまま触らずにしておいて、消防に確認するから」と頼んだ。もしかしていたずらに火薬を仕込んだかもしれない。
9月8日3時ごろ、消防署から5人も来ていただいた。珍しい火災なのでたくさん来られた。
火薬などがないか確認したかったが、それはなく、原因は意外な現象が原因していた。「液面燃焼」とういう現象だった。
ロウソクが溶けて、平たく流れ落ちた後にこの現象が起きる。
普通考えても、ロウは燃えないと思っていた。
調査あとに、消防署にこの現象のコピーが欲しいいというと、出せないという(ケチッ)。パソコンで検索すると、京都消防署のホームページには出ているではないか。これをお借りした。(おい一宮消防署、了見が狭いぞ)
http://www.city.kyoto.lg.jp/shobo/page/0000075840.html
カップロウソクインテリアでガラスや陶器製のロウソク立で火災事故が出ている。
1.カップロウソは5時間程使用すると,カップ内のロウが残り少なくなってきます。
2. このとき芯が傾くなどすると,その形によっては炎が大きくなることがあります。
3. 大きくなった炎からはより強い輻射熱を受けるため,残り少ないロウの温度が一気に上昇します。
4. ロウの蒸気がカップ内に多量に発生して,これが炎に引火し,カップ内全面に炎が立ち上がります。ガソリン蒸気が燃えるのと同じ,「液面燃焼」の状態です。
5. さらに,蒸気が大量に供給されて容器内で異常燃焼が起こります。
今回はこれが原因しているだろうという結論でした。
ロウソクが火薬入りの中国産かと思ったが、上記なような現象を初めて知った。中国を疑ってごめんなさい。でもどうしたら防げるかは、分からない。幸い社務所と離れた石灯篭の中で大事には至らなかった。これは消火器を設置する必要があるのではと確認した。消火器の設置するときには、届の必要はないという。これも検討するか。
石のロウソク立の内部の掃除をしてきたら、相当の溶けた大昔からの溶けたロウソクが5mmほど堆積していた。これでは愛知県東海市東海町の新日鉄住金の名古屋製鉄所内で、火災が起きたことが笑えない。まるで安全と思っていた石の灯篭から火を噴くかもしれない。
やはり根気に掃除するしかないか。それと換気だな。
くれぐれもインテリアでご使用の方、気を付けてちょうだい。
| 固定リンク
« 猫の語源 | トップページ | スズメの朝食とインコ »
この記事へのコメントは終了しました。


コメント