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2014年10月22日 (水)

ミミズが鳴くか?

昔からジージージーと鳴くのがミミズだと言われていた。

江戸時代の風俗百科事典と言われた『嬉遊笑覧』喜多村筠庭のよると、
――蚯蚓(みみず)はなくものにあらず。土中にて螻蛄(けら)なりといへれど、是もおぼかたなし。泣くところを尋ね見しかど、螻蛄は見えず。猶(なお)みみずの鳴くなるべし。古(いにしえ)へも然(しかるに)いへり。江戸時代前期の狂歌集の『吾吟我集』(ごぎんわがしゅう)、「めをもたぬむしのごとくにねをぞなくみみずしらざるひとをこふとて」。自己流の解釈……「目を持たない虫のようなものが鳴くミミズを知らぬ者はいない」…間違っていたらゴメン。

でもその声を、世阿弥が『花鏡』が40歳余りの頃から約20年間にわたって悟り得た芸の知恵を段階的に書きついだ伝書の中では、「蚓笛(みみずぶえ)」と言っている。ここから現代語で、「また子供がチンチンが腫れることがあるのは、みみずの毒により、みみずを捕えて洗い放すまじないがある。でも反対の意見もある。中国の書の『鎮江府志(ちんこうふし)』には、チンチンを洗うのを誤って、みみずを洗うってのは効果があるとは思えない。

もともとこの話は、ミミズが住むような汚いところで遊んでいて、泥だらけになった手でチンチンを触れば菌が入るからだ。

現代では 「「ジー・ジー」と虫のような声で鳴くと言われているが、一般に「ミミズが鳴く」と言われる地面の下から響く鳴き声は、ケラの声であるとされる。ミミズには発声器官は存在せず、音を出すことはない」とある。ということは同じ地中に住んでいて、ケラはミミズを餌にしているから間違えられたんであろう。

ケラで子供が遊ぶのは、手を挟んでやると、ギュッと広げる。この時「おまえのチンチンこんだけ~っ」と遊んだものだ。

ではオケラはなぜ一文無しなのか。
おけらになるの「おけら」は、昆虫の「ケラ」の俗称。
ケラを前から見ると万歳をしているように見えるため、一文無しでお手上げ状態になった姿に見立て、「おけらになる」とする説が有力とされる。
その他、賭博に負けて無一文になった者を「裸虫」といったことから、オケラに見立て「おけらになる」になったとする説。
昆虫ではなく、植物の「おけら(朮)」のことで、この植物は根の皮を剥いで薬用とされるため、身の皮を剥がれる意味に掛けたとする説などがある。

さてケラさんはどこに所属しているのか。
バッタ目(直翅目)・キリギリス亜目・コオロギ上科・ケラ科。なかなかですねェ、恐れいりました。

ついでに、ミミズはよく道路で干からびているのはなぜか。いろんな文献を探してやっと見つけたのが下記である。我が家の庭でも昼日中に這い出してくるので、乾いたミミズに少し水を付けて、草むらに逃がしてやる。

――人間の皮膚に、一平方㎝に1000から1億匹いる。こう書いてある。ゲッと思うほどいる。実は街頭であなたの皮膚にはこんなに細菌がいると、薬を売りつけるやつがいるから気を付けてョ!
土壌にも一平方㎝に1万匹いるという。

これをミミズが食べている。暖かい日の雨のあと、一斉に微生物が活動し始めると、皮膚呼吸しているミミズは酸素不足になり、表に出てきて酸素を吸うが、炎天下に下で干からびるのだ。知らなんだ、苦しかったんだ。こういうのを見つけると、水で洗って、草むらに入れてあげる。苦しところに水に漬けられたんだから、余計に苦しくなったんではないか、心配になってきた。――

私の優しさに、ミミズが泣いているような気がする。

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