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2014年12月12日 (金)

オイ!カメ・風邪ひくぞ

1カメはね、気温が10度よりひくくなると、もう冬眠するはずだが、この子亀はまだ起きている。

オイ風邪ひくぞ、と言いたくなった。

カメってどこで冬眠するか知っていますか?

カメは水の中で冬眠するという。それでは息が出来ないがやァ、と思うでしょうが、ご心配なく、カメは皮膚でも呼吸しているという。しかも冬眠中は一分に一回程度心臓が打つだけだという。

心臓が打つ速さが短いほど長生きするっというデータがあります。だからだろうかカメは長生きなんですねェ。

〈鶴は千年、亀は万年〉といわれるが、一般には30~50年のものが多い。飼育記録としてはアルダブラゾウガメの152年(推定180歳)、カロライナハコガメの138年、ヨーロッパヌマガメの120年以上というのが知られている。

ゾウの時間とネズミの時間 本川達雄著から写し書きしました。

動物のサイズが違うと機敏さが違い、寿命が違い、総じて時間の流れる速さも違ってくる。行動圏も生息密度も、サイズと一定の関係がある。ところが一生の間に心臓は打つ総数や体重あたりの総エネルギー使用量は、サイズのよらず同じである。本書はサイズからの発想によって動物のデザインを発見し、その動物によって立つ理論を人間に理解可能なるものにする新しい生物学入門書であり、かつ人類の将来に貴重なヒントを提供する。

哺乳類で体重と時間とを測ってみると、こんな関係が浮かび上がってきた。

時間∝(体重)4分の1乗 (∝は比例するという記号)

体重が増えると時間は長くなる。ただし1/4乗というのは平方根の平方根だから、体重が16倍になると、時間が2倍になるという計算である。体重の増え方に比べれば時間の長くなり方はずっとゆるやかになる。

時間に関係のある現象がすべて体重の1/4乗に比例するなら、どれでもいいから2っ、時間の関係するものを組み合わせて割り算すると、体重によらない数が出てくる。

息を吸って吐いて、吸って吐いて、という繰り返しの間隔の時間を心臓の鼓動で割ってみると、息を吸って吐く間に、心臓は4回ドッキンドッキンと打つことが分かる。これは哺乳類ではどの動物でも、一生の間に心臓は20億回打つという計算になる。

寿命を呼吸する時間で割れば、一生の間に約5億回、息をスーハーと繰り返す計算できる。これも哺乳類なら、体のサイズのよらず、ほぼ同じ値となる。

物理時間で測れば、ゾウはネズミより長生きである。ネズミは数年しか生きないが、ゾウは100年近い寿命をもつ。もし心臓の鼓動を時間として考えるならば、ゾウもネズミも全くおなじ長さだけ生きて死ぬことになるだろう。

小さな動物では、体内で起こるよろずの現象のテンポが速いのだから、物理的な時間が短いといったって、一生を生き切った感覚は、存外ゾウもネズミも変わらないのではないか。

時間とは、もっとも基本的な概念である。自分の時計は何にでもあてはまると、なにげなく信じ込んで暮らしてきた。そういう常識をくつがえしてくれるのが、サイズの生物学である。

一生のうた

1. ゾウさんも
ネコも ネズミも 心臓は
ドッキン ドッキン ドッキンと
20億回 打って止まる

2.ウグイスも
カラス トンビに ツル ダチョウ
スゥハァ スゥハァ スゥハァと
息を 3億回 吸って終わる

3.けものなら
みんな変わらず 一生に
1キログラムの 体重あたり
15億ジュール 消費する

(ジュール=1ジュールは、1ニュートンの力が物体に作用して、その方向に1メートルだけ動かす間にその力がなす仕事。1ジュールは約0.239カロリー)

 

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