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2015年2月14日 (土)

なまずは下品の人のみ食す?

これは私が言っているのではない。『嬉遊笑覧』喜多村筠庭という江戸時代の百科事典に書いてあるのだ。

まずがその原文を。
――鮧魚(なまず)は寛永の料理集にも載りたれど、是は近在にあるも迄広く挙たる也。『大和本草』に、「箱根より東のこれなし」と有。これも誤也。『日東魚請』に、「昔は江戸になまずなかしりが、享保14年9月、井頭より水溢出たることありし。其より鮧魚出きけるよし」みゆ。『増補惣鹿子』に、「往昔は此魚関東にては下品の人のみ食す」(西国の産と異也というは非也。いづくにも色のかはれる有)といへり。団魚(すっぽん)載せざるは、是もっとも下品のものにて売ること稀なるべし。――

オイ!ナマズもスッポンも高級料理ではないか。時代が変わると、こうも扱いが変わるのか?気の毒に。そういえばマグロも江戸時代は下魚あつかいされていた。

この尾張では、ウナギとナマズは同じ店で売られている。この近くのには、木曽川・長良川・揖斐川が流れている。川魚は豊富である。近年ウナギの稚魚の乱獲で値上がり気味だけど、ナマズはウナギより値が高いと思うよ。近大さん、マグロばかりでなくウナギも養殖してちょう。

先日氏子委員会の年度会計を終えたので、食事会に近くの「なまずや」に出かけた。櫃まぶしとビールで一年の労をれぎらった。櫃まぶしの値段は、およそ2500円ぐらいだと思った。

ナマズはこんなものでは済まないぞ。なにが「下品の人のみ食す」だ、なめんなよ!

そういえば、私が家内と結婚前のデートで、浜名湖の舘山寺に出かけた時だ。今は船着き場になっているところにあった、「日の出屋」といううなぎ屋に入った。そこのオヤジさんが、「ウチでしかやっていない白焼きはどうですか」という。聞いたことがないが注文した。ようする、タレにつけずに塩焼きにする。これはうまかった。ビールがドンドンいけた。

いまは浜名湖の三ヶ日パーキングエリアでも売られているが、初めて白焼きを食べてから10年ほどたって、浜名湖の大きな料亭に入り白焼きを頼んだら、知らないという。それから10年(お前は綾小路か?)、伏見稲荷の門前のうなぎ屋で、白焼きを頼んだら知らないと言っていた。やはり浜名湖の「日の出屋」が元祖だった。

人の苗字には「鯰」さんも「鰻」さんもある。鹿児島の山川町に鰻の池というのがあり、大きなPhotoウナギがとれるそうだ。そこから地名になり、苗字が出来たという。

鯰は美作国英田郡江見庄鯰邑が発祥で、地名から鯰姓が出来た。

もう一つ、鯰という漢字だか、これは日本製の漢字で、本来中国では「鮎」という字がナマズなんである。漢和辞典はウソこかない。

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