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2015年5月 9日 (土)

お兄ちゃんの葬儀は三弔いだった

先日親父の在所方の従兄弟の葬儀・告別式が三弔いの形式で執り行われました。驚くほどの立派な葬儀で、ただ驚いた。三弔いが分からず、調べてみた。

三弔いとは、導師が3人、役僧が6人の合計9人で行われる在家の方の葬儀では、一番豪華な形式です。通常の葬儀の形式は、導師が1人で、役僧が3人の片はち(鈴・鼓・はつが1人ずつ)、導師が1人で、役僧が6人(鈴・鼓・はつが2人ずつ)の両はちで多くが行われます。
 3人の導師は、奠湯(てんとう)導師、奠茶(てんちゃ)導師、秉炬(ひんこ)導師といい、次の役割があります。
 奠湯導師-甘い蜜湯をお供え後、法語を唱える。
 奠茶導師-香り高いお茶をお供え後、法語を唱える
 秉炬導師-龕(かま)に炬(たいまつ)より火を点じ、法語を唱える。
   ※法語-導師が、悟りを得る(仏門に入る)ために唱える漢文形式の文章。法語を唱えることを引導という。

その中心の導師は臨済宗妙心寺の館長の資格を持っておられる、妙興寺の老師さんで、その両脇はお付き合いのある寺の住職さん、よく言うチンボンジャランという役僧は、妙興寺の塔頭(妙興寺本寺をお守りする周りの寺)の住職さんや雲水さん、それを補佐する雲水さんで確か総勢で11人の僧侶の読経は腹に響いた。読経の中、むかしを思い出だしていた。

この従兄弟は私より10歳年上で、82歳。私は兄貴のように慕っていた。昭和29年にオヤジを失くしたこと気にして、なにくれとなく我が家の窮状を知っていたので、大きな農業をやっていたので、野菜や米を届けてくれた。私は5人兄弟で男は私一人。だから亡くなった従兄弟を「お兄ちゃん」と呼んでいた。

関東にいる私の姉や妹も感謝しているから、お兄ちゃんにお礼を言っておいてとことずかった。

納棺するときの御棺は漆塗りで花柄がしてあった。最後にお別れに花を添えた時、そっとお兄ちゃんに震える言葉で「今までありがとう」と言いながら顔を手で挟んだ。

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