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2015年7月18日 (土)

酒と小説

先日本棚を整理していた。

 著者ごとに、出版社別、発刊順に分けたりしていたら、なんと、まだ読んでいない本がたくさん出てきた。それとなんということか、読んでいないからまた買ってくるという、重複購入本がたくさん出てきた。こういう本は捨てるのももったいないから、いずれ古本屋に処分することにした。

未読の本は、以前はまっていたスパイ物、アクション物、冒険物の小説がほとんどであった。ジェフリーアーチャー、フリーマントル、ラドラム、ケンフォンレット、パーカー、クイネルなどである。

私は活字中毒者で、会社勤めのころは、車の助手席にはいつも何冊かの本が載っていた。営業で走り回っていたころは、信号待ち、駐車中、昼食時、トイレの一時の間が持てずに本を持ち歩いていた。

それが定年してから様子が変わってきた。いつも時間がある、車に乗ることも少ない。車の走行距離なんかは、1年間の私のランニング距離のほうが長い。それと元来酒が好きなほうで、読書するときはいつも手の届くところにオンザロックがある。だから読書スタイルがどんどん堕落してきた。

こんな状態でスパイ小説なんか読んでいると、登場人物が分からんようになる。特にイカンのはスパイ小説だ。スパイは素性が分からんようにするために、名前を次々に変えていく。読んでいるうちに誰が誰だか分からんようになる。だが読者は(この場合は酔っ払った私)どんどんページを進めていく。本人が分かろうが分かっていなかろうがどんどんページをめくる。だからしまいには活字を追いかけているだけで、読みきってしまうと、物語がまったく意味不明となり、ペタッと本を閉じる。もう一度目はない。二度と読まない。

こんな状態で本屋の前に立つと、読んでいない本を買ってきたつもりが、以前読んでいたなんていうことがあるから情けない。

活字中毒者の私は、最近この打開策として、日本のエッセイを好んで読んでいる。これならどこで終わっても、どこで酔っ払っても、また戻って読み直せばいい。なんせ短編が多いから、ユーターン禁止ではないから安全である。

酒の絡むイベントや祭りも一休みだ。そこで少し心を入れ替えて酒から距離をおこうと思った。離れすぎていると心配だが。できるなら手の届く範囲内で距離を取りたい・・・・・と思う。(酒なしではオマエが危ない・・・・・という声が聞こえる)

先日発掘された外国本に恐る恐る手を出した。ジェフリーアーチャー著『十一番目の戒律』500ページ。気後れする。そしてエイヤッと気合を入れて読みかけたら、隣にオンザロックがない分、頭が冴えている。だから登場人物が鮮明に浮かび上がってきて、どんどんページを稼いでいく。オモシロ~イ。

寝つきが悪いとき、夜中に目が覚めたときなんかすぐに読み始める。物語が佳境に入ってくると、眠くっても読んでいる。寝不足になったら昼間その分寝ればいいと、勝手に決め込んで読んでいるから、朝からボ~ッとした空気頭となり、よろよろ生きている。いきも絶え絶えに。

こうなると寝る前に、よく寝られるようなオンザロックが欲しくなる。

どう~しよう。

 

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