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2015年9月29日 (火)

しんがりって殿だって?

漢和辞典で殿を調べると、「しんがり」とでてくる。
そうか、殿は戦の時に一番安全な後方にいて安全を確保していると思った。

「しんがり」をしらべると、
一番後ろ。最後。「しんがりに控える」。本来は、軍が退くとき、最後尾にあって、追って来る敵を防ぐこと。……なんだ逃げるときなのか。
またその部隊。「しりがり(後駆)」の音便。

私は「ひつこい」性格で、いや失礼、「しつこい」で、この尾張は「し」の発音がどうしても「ひ」になるのだ。だから質屋は「しちや」だが「しちや」になってしまう、というふうなんです。ゴメン。七五三は「ひちごさん」という具合です。

まだ手はある。
類似語辞典という手がある。

では「しんがり」を調べるよ。
びり・けつ・どんけつ・どんじり……いい言葉が続かないな。この尾張では「どべ」という。
びりっけつ・ラスト・最後・末尾・一番後ろ

これがしんがりだ。私は過去2回りんがりを務めた、というか、なりたくてなったわけではないがなってしまった。(実力実力)

いびがわマラソンでは、フルマラソン制限時間5時間のところ、4時間59分58秒でドベ。でも私の後ろには、時間にゴールできないランナーがゾクゾク走っている。ゴール付近に大勢いるゴールしたランナーや観客からヤンヤのかっさいを受けた。

私の同じクラブのマイタウンさんは、この前年、4時間59分59秒で、ゴールした後、担架に乗せられた。嫌だ嫌だと駄々をこねたが、救急係は仕事がないからと無理やり乗せた。この情報は瞬く間に会場の仲間たちに伝わって大笑いされた。

名古屋シティマラソンでは、20kmコースを折り返したら、広報車が何やらワーワー言いながら近づいてきた。よく聞いてみると「関門をクリヤーできなかったランナーは速やかに歩道に上がり、ゼッケンをはずして下さい」と、最終ランナーの後方でがなりたてている。まるで「君達は包囲された、手を上げて出てきなさい」と言っているようだ。そしてあえなく捕捉されたランナーは、金網の入った収容車で護送されていく。そしてその後ろの方から「エイエイオー!!と、役員たちの時の声が聞こえてくる。(気の毒に)
要するに私のすぐ後ろに広報車がいるということは、ドベに近い。広報車のスピーカーにボワレテ(※)、捕まってなるものかと、ヒーヒー言いながら走ったが、案の定、制限時間ぎりぎりであった。

※ボワレテ……この尾張では追われるの「お」を「ぼ」という使い方をする。『名古屋弁重要単語熟語集』舟橋武著によると、
追い出す……ぼいだす
という単純な方言だ。

だから私は、「殿」なんです。

 

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