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2015年9月15日 (火)

狼煙(のろし)

狼煙(のろし)とは、物を焼くことで煙を上げ、それを離れたところから確認することによって、情報を伝達する手段である。夜間など煙が見えない場合は、火そのものも使われる。烽火狼火(ろうか)、狼燧(ろうすい)とも言う。

戦国時代には戦国大名が通信手段として用いたと言われ、『甲陽軍鑑』に拠れば甲斐国の武田信玄は一方の国境で戦となり、また、別の国境で戦となっても伝令が出せたという。

上泉信綱伝の『訓閲集』(大江家の兵法書を戦国風に改めた書)巻五「攻城・守城」には、「(攻めて来た敵勢が)小軍なら一つ、中軍なら二つ、大軍なら三つ狼煙をあげる」事と記述している。

モンゴルのチンギス・ハーンの帝国でも狼煙の連携による情報通信が行われていた。その伝達速度は時速140kmに及んだという(2006年11月18日放送のテレビ朝日のモンゴル特集番組での実験では時速159kmを記録)。煙の元としては、羊の糞や地上に染み出した石油(ネフトザグと呼ばれる)などが使われたらしい。またモンゴルの遊牧民はその生育環境のおかげで視力が2.5を超えており、はるか彼方のものを見ることができたのも狼煙を使った通信手段の実現の上で有利だったようである。でもすごい速さだなァ。でもなぜ狼なんだろう。

やっと出てきた。「狼粪烟直上,烽火用之」(狼の糞の煙を直上させ、烽火に用いた)と記され、「狼烟四起」の成語がある。これなんだ。犬山の北にある鵜沼にも狼煙場がある。これは米相場に使われたという。なんでも大坂で決められた米相場の内容が、わずか2・3時間で江戸に伝わっていたそうです。

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