葬儀のお経終わりは?
73歳にもなると結婚式というのはほとんどない。今年は従兄弟が3人、友人の奥さんが1人の4人の葬儀に出席した。従兄弟の2人は90歳と83歳と高齢だったが、もう一人は63とまだ若い。友人の奥さんは74歳でこの方もまだ若い。
葬儀も最近は葬儀会館で行われることが多い。だからイス席ですから、お経もよく聞こえる。
だから和尚さんも手を抜けない。昔のように家で葬儀をするときは当然座布団であるから正座であるから、大方の人は足がシビレる。だから和尚さんも最近は最初から「焼香の時は正座して、あとは足をくずしてください」と言われる。だからアグラと思わず座禅と思えばいいのである。
葬儀の時、参列者の人数が随分違う。少子化と高齢退職者が多くなると、参列者は家族葬と思うほどだ。これが若いまだ現役の方だと、会社関係が入るから大人数となる。こうなると焼香の時間はずいぶん違ってくる。この焼香の終わりをどうやって導師に伝えているんだろう気になった。これも調べると出てくるものだ。
――参列者の焼香がすんだら、和尚さん1人の場合は、葬儀社の司会もしくはスタッフが「まだご焼香が済んでいない方お見えになりませんか」などという合図をする事はあります。
ただし、お坊さんが一人じゃなく複数人の場合で、中央にいる導師じゃない、脇のお坊さんが祭壇を向かずに内側を向いて、参列者の様子を横目に見れる状態の時、脇のお坊さんが鐘(おりん)を鳴らす等の合図をして、中央にいる導師に焼香の終わりを伝える場合もあります。
参列者が多い場合、焼香が済むまでお経を繰り返す事はあります。
読経をゆっくりにしても限度があるので、お経を途中から繰り返したり、念仏(南無阿弥陀仏)・題目(南無妙法蓮華経)を続けるなど。
ただし、お坊さんによってはお経を繰り返すのはダメと考えて、焼香が終わってなくても、決まったお経しか読まない場合もあります。――
なるほどよく分かりました。
そうそう、こんな諺がある。
「滑り路とお経は早い方位がいい」…これは滑る道は早く通った方が滑らないし、お経は早い方がしびれないという、早いにかけた言葉。こんなこと言うと和尚さんに叱られそう。
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